同僚との緊張関係に対処する10の戦略

文:Seth Bonner 翻訳校正:石橋啓一郎
2009-02-11 08:00:00
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 ITプロフェッショナルとして、同僚とうまくやっていけない時もあるだろう。問題の根源は、アプローチの違いにある場合もあれば、性格や仕事のスタイルである場合もあるだろう。あるいは、あなたの同僚が十分な水準に達しておらず、ITインフラに対してリスクとなる可能性があるという場合もあるだろう。欲求不満の理由はともかく、その問題を修正し、個人間のストレスを最小限に抑える方法はある。以下では、日常のIT業務の中でできる10のヒントを示す。

1: ベストプラクティスを通じてセキュリティを強化する

 同僚の無頓着なやりかたが心配であれば、その人物を閉め出すのが最善の方法かもしれない。しかしこれは、あなたが似たような肩書きの人間のグループの中にいて、自分が責任者でない場合は、難しいこともあるだろう。

 1つのやり方は、GartnerやBurtonグループなどの信頼できる情報源による、セキュリティやアクセス方針に関するベストプラクティスの適用を提案することだ。これらが実施された場合、一部のシステムは再評価され、全員に管理者アクセスを与えるのをやめ、各従業員にロールベースのアクセス権を与えることになるかも知れない。このアプローチでは、ITスタッフのスキルを再評価し、各スタッフが重要なシステムのどの部分に、どの水準のアクセスが必要かを特定することになる。多くの中小IT企業ではすべてのITスタッフを「全員が管理者」として扱っているかも知れないが、大規模組織ではそうではない。問題の人物があなたが心配しているシステムに対して特定のアクセス権を持っていなければ、心配は和らぐかも知れない。

2: 事実を知る

 同僚が手に負えなくなる前に、何が起きているかをしっかり把握しておいた方がいい。もしあなたが同僚の仕事のやり方について心配しているのなら、誰でもアクセスできるログファイルを調べておき、システムに何が起こっているかを知っておくようにする。個人のプロファイルやデスクトップ、ワークステーションなどを調べてはならない。サーバだけを調べるようにすることだ。例えば、データベースやユーザー名でソートできるログファイルなどがいいだろう。余計な詮索はしないように気をつけるべきだが、管理業務の過程で、他の同僚が何をやっているかは知ることができるはずだ。もちろんこれは手始めであり、やり方の詳細は組織によって異なる。

3: 緊張を和らげるため第三者に関わってもらう

 同僚と緊張関係にあることは、傍観者にも明らかであることが多い。緊張を和らげる方法の1つに、他の個人を巻き込むというやり方がある。他の人に仕事関係の問題に関わってもらうことで、会話の流れが導かれ、和らげられる。ただし、他人もその緊張関係を知っている可能性が高いので、関わってもらう第三者がどちらか一方の肩を持つような状況は、作らないようにした方がよい。

4: 電子メールを通じてコミュニケーションを取る

 電子メールでは声の調子を伝えることは難しいが、小さな不快感がネットワーク越しでは伝わらないこともある。また一方で、それが強調されてしまうこともある。電子メールを使って、明瞭で簡潔なコミュニケーションを取り、他の関係者にCCする方法を取ることを考慮してみるべきだ。この方法であれば、第三者が電子メールでのやりとりを「聞いている」ため、その後の応答のトーンや緊張もコントロールしやすい。

5: 上司と相談する

 密告が好きな人などいないだろうが、あなたにはIT環境をできるだけ健全に保つ責任がある。もし同僚の技術的な面での無責任の証拠を見つけたら、上司に相談し、上司に対応してもらうことだ。その際、心配事のすべてを共有する必要はない。単に出来事の順序を説明すれば、問題を修正するための行動が取られるかもしれない。最善の場合、上司が同僚に事実を持ってアプローチすれば、多くの問題は解消するだろう。

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