IT業界における有力資格10選

文:Erik Eckel (Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2009-01-07 08:00:00
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#3:Security+

 セキュリティはいつの世においても重要なトピックである。こういった状況が変わることはない。いや、今後さらに重要性が増していくことになるはずだ。データの漏洩を発生させてしまうと、株主価値や顧客の信頼、売上をあっという間に失ってしまうことになるのだ。そして、自身に誇りを持っているIT技術者であれば、そのようなデータ漏洩の責任を取るような状況に身を置きたくはないはずである。

 CompTIAの「Security+」はベンダー中立の権威ある認定資格であり、セキュリティの基本に熟達しているということを証明したい(実務経験2年以上の)IT技術者をターゲットにしている。Security+の試験科目は1科目のみとなっているものの、顧客データやその他の機密情報を管理する立場にあるIT要員は少なくともこの資格を取得しておくべきだとする意見もある。IT要員がシステムのセキュリティやネットワーク、インフラ、アクセス制御、監査、企業のセキュリティ方針に関して適切な教育を受けていると保証することは、とても重要なことと言えるのである。

#4:MCPD

 情報テクノロジ分野の仕事は、管理やサポート、ネットワーキングだけではない。企業を支えるアプリケーションやプログラムの開発や保守という仕事もあるのだ。そこで、Microsoftの新資格体系を構成する「マイクロソフト認定プロフェッショナルデベロッパー」(MCPD)の出番というわけである。

 MCPDは、Visual Studio 2008や.NET Framework 3.5を使用したソフトウェアソリューションの構築能力や保守能力を評価するものである。この資格は3つに分かれており(「MCPD:Windows デベロッパー 3.5」「MCPD:ASP.NETデベロッパー 3.5」「MCPD:エンタープライズアプリケーションデベロッパー 3.5」)、業務ニーズを満たすためにこれらのMicrosoftテクノロジを利用して設計や最適化、運用を行うIT技術者をターゲットにしている。

 新体系の資格であるMCPDは、現実世界に即したスキルや専門知識をより的確に評価することを目的としており、開発者やプログラマーにとっての重要性が立証されるだろう。受験者は複数の試験に合格しなければならないうえに、MCPDはMicrosoftが関連テクノロジのメインストリームサポートを終了した時点で無効になる。こういった変更によって、MCPDの市場性が維持されることになるため、その価値はさらに高くなるはずである。

#5:CCNA

 「Cisco Certified Internetwork Expert」(CCIE)は、ほとんどのネットワーク関連企業において最高のステータスと見なされている。しかし、多くの企業においては「Cisco Certified Network Associate」(CCNA)の方がより現実的なものとなるはずだ。

 Microsoft製品やLinuxを担当している管理者に対して、ネットワークの専門家としての仕事も課すような企業では、CCIEの取得をサポートする(あるいはCCIE保持者を雇用する)だけの予算が確保できないことも多いだろう。しかしそういった中小企業にとっても、CCNAを取得し、Cisco製品の基本的な管理に熟達しているIT技術者を雇用することはメリットがあるはずである。

 中小企業のリモートアクセステクノロジへの依存度が高くなるにつれて、Ciscoのシステムに関する基本的なスキルはより重要になるはずである。中小企業では、CCIE保持者がかかりきりになるほど複雑な作業や大量の作業はないだろうが、数年の実務経験を持ち、ネットワーク関連スキルのさらなる習得および向上を目指すIT技術者にとって、CCNAは取得価値の高い資格であると言えよう。

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