ウノウの人事採用は学歴・資格よりも過去の実績とプライベート活動を重視

笠井美史乃
2008-10-15 12:39:01
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 パソナテックカンファレンス2008で、ウノウのCTOである尾藤正人氏が「チームコラボレーション~組織の力を最大限に発揮する~」と題した講演を行った。エンジニア主体のチーム作りをテーマに、具体的なツールや事例を交えてのセッションとなっている。

 企業としてのウノウは、17~18名の社員のうち約8割がエンジニアであることが特徴。尾藤氏の話は同社で行っている具体的な業務管理手法から同氏の考えるマネジメントまで、幅広く及んだ。

エンジニアと技術力

 エンジニアを採用する際、尾藤氏は「勤続年数」「学歴」「資格」はあまり参考にしないそうだ。

 技術を「理解」するのではなく、やりかたを覚えて「慣れる」人は、長く務めても技術力が磨かれない。また、「どんなに地頭が良くても、エンジニアはセンスが重要」(尾藤氏)で、「資格を持っていても実戦で活きるかは別問題」(同)という理由からだ。

 実際に参考にするのは「過去の実績」や「プライベートでの活動」だという。オープンソースソフトウェア(OSS)の開発や、勉強会・イベントへ積極的に参加しているかなど、プライベートの時間を使って技術的な活動をしている人は、モチベーションが高く、エンジニアとしても優秀な人が多い。尾藤氏は「技術を好きでやっているかどうかが、エンジニアのスキルにとって大きな影響を与えている」と感じているという。

エンジニアのセンスを見極めるには「コードを見るのが一番」(尾藤氏) エンジニアのセンスを見極めるには「コードを見るのが一番」(尾藤氏)

求められるマネジメントとは

 同社が運営するブログ「ウノウラボ」では、エンジニアが持ち回りで技術情報を発信している。これは「我々の技術は多くのOSSで支えられている。自分たちもオープンで公開していくことが技術全体の底上げに繋がる」という尾藤氏の考えによるもので、同社が注目される大きなきっかけにもなった。

 会社としての対外的アピールが、結果として様々なリターンに繋がっている格好だ。

「give and takeはgiveから」と尾藤氏 「give and takeはgiveから」と尾藤氏

 また、マネージャーに対しては「技術を知って欲しい」、一方でエンジニアもマネジメントの考え方を勉強し、お互い歩み寄ることが必要だと語った。

 尾藤氏は今後のIT業界において「プログラマがプログラマとして働けるキャリアパス」が確立されることを希望していると語る。そのために「上に立つ人間が技術を評価していかなくてはならない」と考えを述べた。

運用を考えたソースコード管理

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