まつもとゆきひろ氏が語る「仕事の楽しみ方」
大川淳
2008-10-14 11:00:00
機嫌がよく、コミュニケーション上手であれ
専門知識は必須だが、それ以上に、表現力、コミュニケーション能力が重要になるという。
「理系にもかかわらず、私は高校の頃から数学が苦手だった。大学では泣き落としで、レポートで単位をもらったこともある。ただ、コミュニケーション力はごく普通の理系の学生よりも上で、これが成功の要因になった」。
ITは技術や機械ばかりが対象ではなく、実は「ネットの向こうには人がいる。クライアントに依頼を受けソフトを開発する。やはり人間関係が大事」だからだ。
「コミュニケーションのしやすい人のところにラッキーが舞い込んでくる」(まつもと氏)
成功するための戦略のひとつは「周りの人々と同じことばかりしないこと」だ。「(多数の人と違うことはすべきでないという)無言の圧力は幻想と思って良い。(人と異なることをしても)それほど摩擦は起きない」。
また、「自信をもって言うべきことは言って、一味違うと思われること。ただ、実力を伴わないといけないが、理不尽なことに対してはクレームする勇気をもつべき」。
さらに「機嫌がよい」ことも成功の秘訣という。
「不機嫌は損だ。円滑なコミュニケーションが重要。不機嫌は周囲の人間も不機嫌にする。誰も機嫌の悪い人に仕事を頼んだり、いっしょに仕事をしたいとは思わないだろう。技術とは関係のないことだが、成功につなげるには大事なことだ」
無論、「100人のうち100人が成功する方法はない」が、「このことならあの人に聞けば分かる、という分野があれば強い。好きなことを継続して何年もやっていれば、誰にも負けないようになる。(逆に言えば)好きなことでないと続かない。自分のことをよく知って、自分で行動を起こすこと」。これが「まつもと的」な、成功へのてがかり、といえる。
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