顧客のミスに笑いをこらえるのが難しいとき

文:Jeff Dray  翻訳校正:石橋啓一郎
2008-10-14 08:00:00
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 ある時、顧客のマシンが完全に死んでしまった、という電話を受けた。

 過去の経験から、このような表現が行われる場合、煙を上げてくすぶっている金属のスクラップから、冷却ファンに少し異音がある他は完全に動いているマシンまで、どんなことでもあり得ることを私は知っていた。私は問題についてたずねた。

 「正面の電源ランプは点灯していますか?」

 「点いてない!さっき言っただろう。完全に死んでるんだ。ランプも点かないし、音もしない」

 「わかりました」と私は言った。「30分ほどでそちらに参ります」

 「15分で来てくれ。締め切りに間に合わないんだ」

 私は車の後ろに入っていた道具箱を抱えて外に出た。受付係は、私にそのマシンがどこにあるか案内してくれた。私は電源ボタンを押してみたが、確かに何も起こらなかった。

 経験を積んだプロとして、私はマシンの後ろを見て、電源コードをコンセントまで辿ろうとした。電源コードはマシンから18インチのところで突然切断されていた。ケーブルの残りの部分はソケットからぶら下がっていた。私は顧客に見せるため、その残ったケーブルを外した。

 私は、代わりの電源ケーブルを持ってくるために車のところに行った。私が戻ってくると、顧客は私を待っており、2つになったケーブルを手に持っていた。

 「これは何だ?」と彼は吠えた。

 「これはここにあった電源ケーブルです。」

 「ははあ」と彼は言った。「だから動かなかったのか。」

 私は新しいケーブルを挿し、マシンのスイッチを入れた。すべてが適切に動作したため、私は帰ることになった。私がその場を離れようとした時、別の人がその部屋に入ってきた。

 その人はイライラした様子で、そのマシンが置かれていたテーブルを壁のところに押しつけた。

 「私は片づいていないのが我慢できないんだ!」と彼はこぼした。

 その時、われわれ3人全員が、マシンが止まってしまったのに気付いた。手早く調べてみると、テーブルを激しく壁に押しつけた時、金属のテーブルの端がコードを切断したことがわかった。ただし今回は、ケーブルは2カ所で切断されていた。幸運なことに、私は車にもう一本ケーブルを用意していた。

 この出来事は、私がいつも考えていることを補強してくれた。問題が深刻に見える場合ほど、解決策は簡単なものになりがちだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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