子どもに学ばせるとよい言語とは?

文:Christopher Dawson(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-08-13 08:00:00
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 この記事ではC++がいいか、それともFortranがいいかという話を始めるわけではない。実際に話されている言語の話をしているのだ。この話題を採り上げようと思った理由は2つある。まず1つ目は、私の息子が今年、フランス語に悪戦苦闘していたため、彼にとってより身に付けやすい言語が他にあるのではないかと考えていたことにある(彼は高度の自閉症圏障害を持っているため、言語習得が本当に困難なのである)。とは言うものの、学校に通っている子どもの多くは言語習得を苦手としている。

 もう1つの理由は、もっとずっとテクノロジに関連がある。Virtual High Schoolや、ePals(英文記事はここ)のようなサービスが出現したことにより、学校における外国語教育はいまや、専門教師のいる少数の言語に限定されなくなっているのである。

 欧州にいる私の同僚はおそらく今、この記事を読んで当惑していることだろう。ここで米国における教育事情について説明しておくと、外国語教育は一般的に選択科目として扱われている。つまり、平均的な生徒は外国語を数年勉強した後はその言語を話すことがないのである。一方、世界に目を向ければ、学生は幼い頃から英語を学び、中・高校を卒業する頃には少なくとも1つか2つの言語をある程度流暢に話すことができるようになっているのが当たり前だという地域もある。

 欧州に住んでいれば、これは筋が通っている(ほんの数時間も旅行すれば、異なる言語を話す人々が住む地域に行けるという環境にあり、将来実際に旅行したりビジネスを行ったりしたいと考えるのであれば、外国語の習得は基本的なスキルとなるのだ)。同様に、異なる方言(例えば北京語と広東語)が存在する国では、英語のような共通言語に堪能であることはほぼ必須となる。

 米国に住んでいるわれわれはやっと、世界の誰もが英語を話しているわけではなく、英語を話せない人に遭遇する可能性もあるという事実を理解し始めたところである。地理的にみれば、北に位置する隣国ではフランス語が話されているが、われわれにとっては(南に位置する隣国で話されている)スペイン語の習得が簡単そうである(フランス語はスペイン語を学ぶうえで良い下地となるが)。また、経済のグローバル化が進んでいることを考えれば、北京語を習得することも非常に良い選択のように思える。

 私は高校で日本語を選択したものの、そのほとんどを忘れてしまった。しかし、選択していなかった場合と比べれば、アジア文化をはるかによく理解している(私の愚見では、平均的なアメリカ人にとって、アジア文化はヨーロッパ文化に比べて理解することが非常に困難である。そのため、アジア人の考え方やビジネスの仕方を少しでも理解しておくことも、基本的なスキルとされるべきだろう)。

 では、何を教えるべきなのだろうか?ラテン語よ、どうか習得言語から外れてくれないだろうか?いまさらラテン語を教えなくとも、地元で習える言語であるのか、ウェブベースのサービスを利用して習う言語であるのかということには関係なく、世の中には他に習うとよい言語がたくさん存在しているのだ。あなたの学校で教えるのに最適な言語は何だろうか?あなたの生徒にとって最も有益な言語は何だろうか?われわれは先週ぐらいから糸口をつかみ始めたような状態であるため、米国以外の国に住んでいる読者の方々も、どうか意見を寄せてほしい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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