グーグルをはじめとする「理想の職場」、5つの現実

文:Deb Perelman(ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-08-11 08:00:00
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#2:「そこで働けるだけでいい」

 Googleを始めとするホットな企業を辞める社員たちが口にしている不満は、そういった「素晴らしい」企業のために働くという期待感が薄れ、仕事に慣れてくると、キャリアパスが整備されていないことに苛立つようになるというものだ。

 Obsanjo氏は「新興企業では、社員のキャリアパスが整備されていない」と書いている。また同氏は「Facebookの社員たちの中に、5年後の目標として金持ちになるという以外の目標を設定できている者がいるだろうか?しかし、一時的に金持ちになったとしてもその状態が続くという保証はなくなっており、株価が順調に上昇し続けるという状況にもない(Googleの株価は今年、NASDAQ平均株価とダウ平均株価のいずれをも下回っている)となると、社員のために『無料の昼食と、テーブルサッカーで思う存分遊べる環境』だけではなく、より優れたキャリアパスを整備しておく必要がある」とも書いている。

#3:「皆が高給取りというわけではない」

 Googleを始めとする新興企業の社員の大半は、製品の第一人者として大きく採り上げられる人物でも、有名な最高経営責任者(CEO)でもない。彼らは低いレベルの賃金で長時間働き、アパートの一室を3〜4名で借りて共同生活を営んでいるような、大学を卒業して間もない人たちなのだ。その一方、より経験を積んだプロフェッショナルにとっては、働くことが困難な職場となっているおそれがある。

 現在はMicrosoftで働いている別の元Google社員Danny Thorpe氏は、「Googleの雇用システムは、学校の成績が良く、理想主義者で、経験に乏しく、自らの人生をどう生きたいかについて判っておらず、家庭生活に費やす必要のある時間はゼロもしくはゼロに近く、Googleのようにクールな職場で働けるのであれば何でも大喜びでやるという新卒大学生の獲得を目的として高度に最適化されている」と述べるとともに、「このことは、Googleが採用面接において求職者を知性と創造性の観点から総合的に評価しても、特定の経験や職種を考慮することはないという事実に現れている」と述べている。

  • コメント(1件)
#1 sinran   2008-08-12 18:01:04
リラックスは 日本の職場では死語
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