夜遅くまで残業する技術者たちへ--身の安全を図るための10の自己防衛術

文:Deb Shinder(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-08-05 08:00:00
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#3:体調を整えておく

 暴漢はたいていの場合、自分よりも肉体的に劣った相手を狙おうと考えるものである。読者の中には、身体が不自由であったり、お年を召されていたり、背が低かったりといった、自分ではどうしようもない不利な点を持っている方がおられるかもしれない。こういった場合、暴漢は何の苦もなくあなたを圧倒することだろう。しかしそういった場合であっても、できる限り体調を整えておくことで、暴漢との力の差を少しでも縮めることができ、格闘になったとしても大きな怪我をせずに済む可能性が高くなる。

 さらに、体調を整え、危険に対して注意を払うようにしておくことで、自らに対する信頼のオーラが出るようになるため、暴漢もあなたを狙おうとはしなくなるのだ(弱者を選んで捕食する肉食獣でも同じことが言える)。

 よく運動し、正しい食生活を送ることで、見た目や気分が良くなるだけではなく、犯罪者に狙われにくくもなるのである。

#4:精神面の充実を図る

 自身を守るうえでの基礎とも言える、危険に対する鋭敏な感覚を維持するためには、体調だけではなく精神面の充実を図ることが重要である。精神は、体調の管理によってある程度充実させることができる。しかしその一方で、睡眠不足や飲酒、レクリエーショナルドラッグや処方箋ドラッグといった薬物の服用や濫用といった、一時的にでも体調に影響を及ぼす要因によって精神面の充実が阻害されることもある。

 精神面に悪影響を及ぼすものすべてを避けようとしても無理なこともあるだろう。結局のところ、徹夜した事実を帳消しにすることなどできないのである。また、精神状態に影響を及ぼす薬であっても、医療上の理由で服用しなければならない場合もあるはずだ。しかし、精神面の充実を阻害する状況を認識し、その影響を軽減する処置をとるということは可能であるはずだ。例えば、深夜残業を避けたり、それが無理な場合でも少なくとも同僚とともに残業することができるはずだ。

#5:常識を働かせて警戒する

 転ばぬ先の杖という諺はご存知だろう。1人で夜遅くまで働く時には、オフィスなりサーバルームなりのドアに鍵をかけておくべきである。そして、知らない人を中に入れてはいけない(ソーシャルエンジニアリングという手法は、ネットワークへのアクセスを目的としたハッカーによって使われるだけではなく、物理的なアクセスを目的とする攻撃者によって使われることもあるのだ)。オフィスに警備員がいる場合には、その警備員と懇意になっておくべきである。そしてオフィスを出る際に、車のところまで付き添ってくれるよう、遠慮しないで頼んでみるべきだ。

 車に乗っている時、後をつけられていることに気付いたのであれば、そのまま帰宅してはいけない。警察署か、人がたくさんいる場所に向かうべきである。他の車に追突されたり、覆面パトカーに乗った「私服」警官とおぼしき人物が着脱式の赤色回転灯や、フロントグリル内に装備された赤色警告灯を使って「交通取り締まり」のための停車を要求したとしても、人けのないところで止まってはいけない。そうではなく、その人物が本当に他意のないただの一般人なのか、本物の警察官であるのか、あるいはあなたに危害を加えようとしている人物なのか、人の多くいる、明るい場所まで行ってから確認するべきなのである(悪意を持った人物なのであれば、他の人がいる場所まで行けばそのまま走り去っていくはずだ)。

 また、常識を働かせ、良いカモに見えるような服装や行動は避けるべきである。見るからに高そうな宝飾品を身に付けたり、人前で現金を数えたり、ヒッチハイクをしたり、見知らぬ人の車に乗せてもらうといったことはするべきでないのだ。

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