
commons-langでランダムな値を生成する--commons-langの便利メソッド
RandomStringUtils
RandomStringUtilsはランダムな文字列を生成するためのメソッドだ。使用する文字種に合わせて簡単に扱える4つのメソッドを紹介する。
RandomStringUtils#randomAscii
randomAsciiメソッドは「コントロール文字を除くASCII文字(ASCIIコードの32〜126の文字)を使用してランダムな文字列を生成する。今回解説するRandomStringUtilsのメソッドの引数は、全て「生成する文字列の桁数」である。
RandomStringUtils.randomAscii(10)
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
\OVuAvDJp=
RandomStringUtils#randomAlphabetic
randomAlphabeticメソッドは、「半角アルファベットの大文字と小文字」を使用してランダムな文字列を生成する。
RandomStringUtils.randomAlphabetic(10)
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
BJsHYepwXm
RandomStringUtils#randomNumeric
randomNumericメソッドは、「半角数字」を使用してランダムな文字列を生成する。
RandomStringUtils.randomNumeric(10)
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
3144964136
RandomStringUtils#randomAlphanumeric
randomAlphanumericメソッドは、「半角アルファベットの大文字と小文字」に加え「半角数字」を使用してランダムな文字列を生成する。
RandomStringUtils.randomAlphanumeric(10)
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
ujgBHPgmNL
RandomUtils
RandomUtilsはランダムな数値を生成するためのメソッドだ。今回はRandomUtilsの扱いの簡単なメソッドを紹介する。
RandomUtils#nextBoolean
nextBooleanメソッドはランダムにboolean型の値を生成する。
RandomUtils.nextBoolean()
メソッドの返り値は「true」もしくは「false」となる。
RandomUtils#nextDouble
nextDoubleメソッドはランダムにdouble型の値を生成する。
RandomUtils.nextDouble()
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
0.051759575629452104
RandomUtils#nextFloat
nextFloatメソッドはランダムにfloat型の値を生成する。
RandomUtils.nextFloat()
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
0.7185492
RandomUtils#nextLong
「nextLong」メソッドはランダムにlong型の値を生成する。
RandomUtils.nextLong()
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
7884322053876122624
RandomUtils#nextInt
nextIntメソッドはランダムにint型の値を生成する。
RandomUtils.nextInt()
メソッドの返り値として以下のような値を得ることができる。
1833691822
また、nextIntメソッドは引数にint型の数値を指定することで、「0〜指定した数値の範囲の値を返す」ように指定することができる(指定した数値そのものは含まない)。例えば引数に「3」を指定した場合、結果は「0」「1」「2」のいずれかとなる。
もし「1〜3」の値を取得したいのであれば、
RandomStringUtils.nextInt(3)+1
と指定することで、意図した値を取得することができるだろう。
以上がcommons-langを使って簡単にランダムな値を生成する方法だ。使う機会はそれほど多くないだろうが、覚えておくといざという時にはとても便利である。
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