積み上げ式に変わったオラクル認定Java資格--コードを読み解くスピードがカギ

森英幸
2013-05-21 11:09:00
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 東京・秋葉原で開催されたカンファレンス「Java Day Tokyo 2013」では、開発者向けのテクニカルセッションが行われた。ここでは「オラクル・ユニバーシティ」トラックのセッションの様子をお伝えする。

生まれ変わったOCJPの資格体系

 Javaプログラマー向けの認定資格「OCJP(Oracle Certified Java Programmer)」は、Sun Microsystems時代の「SCJ-P(Sun Certified Java Programmer)」の後継となる資格だ。そのOCJPがJava SE 7対応を機に大幅な改定を受けた。

 今回のセッション「OCJP Silver SE 7 資格試験の傾向と対策」では、日本オラクル オラクル・ユニバーシティの岡田大輔氏から、新しくなったOCJPの概要と出題傾向、試験対策について講演が行われた。ちなみに岡田氏は、OCJPの監修者の1人でもある。


日本オラクル オラクル・ユニバーシティ 岡田大輔氏

 岡田氏は、最初にOCJPにおける最大の変更点である、資格体系の変更を説明した。これまで単一の資格だったOCJPが「OCJP Bronze」「OCJP Silver」「OCJP Gold」の3つの資格に分かれたのだ。その背景について岡田氏は次のように語る。

 「オラクルでは、Java SE 7対応試験の内容を検討するにあたり、現在のプログラマーに求められるスキルセットとは何かを整理するところから始めました。例えば、データベースのアクセス方法やデザインパターンの実装方法などは、今までの試験では問われませんでしたが、実務にあたるプログラマーなら当然、理解していたほうがいい。さらに、Java SE 7で追加された機能への理解度も量る必要があります。そうして、出題範囲が広くなってしまった結果、一つの試験で対応するのは無理だということで、複数の試験の積み上げ式に変更することになったのです」


資格体系が変更されたOCJP。旧OCJPがSilverとGoldの2つに分かれ、新たに初心者向け資格のBronzeが追加された

 旧OCJPに相当する部分はSilverとGoldの2つの試験に分けられたが、さらに新たなカテゴリとしてBronzeが設けられている。SilverとGoldはグローバルな資格だが、Bronzeは日本ローカルの資格だ。

 このBronzeについて岡田氏は「日本でIT系企業に就職する方の中には、(学生時代にプログラミング経験のない)文系出身者が半数くらいいます。そうした方が半年くらいの新卒研修を終えたあとに“これくらいのスキルセットを持っていればこの先も大丈夫”というレベルを定義しているのがBronzeです」と説明した。

 このような位置付けであるため、Bronzeの保有はSilverの受験条件にはなっていない。まだJavaの資格を持っていない人は、Bronzeから受験してもよいし、自信のある方はSilverから受験してもよい。一方、Goldを受験するには、Silverもしくは旧OCJPを取得している必要がある(旧OCJPからGoldへは移行試験が用意されている)。

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