ウェブサイトのローカライズの特徴

長谷川恭久
2008-05-22 08:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本では携帯サイトへの誘導があるものの、Flashプレーヤーがなければほとんどのコンテンツにアクセスできない。これに対し、米国では大きな画像を多用しファイルサイズが増大しているが、FlashやJavaScriptが無効になっても情報にアクセスできる。また、ビジュアルアプローチもアメリカでは黒を基調にしたナビゲーションや低明度、高コントラストの写真を用いることで高級感を全面に出しているのに対し、日本では全体的に明るめの色を使用したり親近感のわくグラフィックを添えている場合が多い。

日本向けのサイトでJavaScriptをオフにした様子。 トヨタの日本向けサイトでJavaScriptをオフにした様子。
トヨタの米国向けサイト。上の画像とあわせて、JavaScriptをOffにしてFlashが利用できない状態を比較してみよう。 トヨタの米国向けサイト。上の画像とあわせて、JavaScriptをOffにしてFlashが利用できない状態を比較してみよう。

 車を扱っている企業なので、車(もしくは部品)を連想させるようなテクスチャを世界共通でサイトデザインに採用しているが、国に応じて異なるブランドイメージを持っている場合があるので、それに応じてサイトの雰囲気も違っている。アクティブなモバイルユーザーの多い日本ではモバイルコンテンツへの誘導が積極的に行われているのに対し、アメリカではWebアクセシビリティへの高い意識を感じ取ることができる。

トヨタの米国向けサイトのPrius紹介ページ。下の画像はその日本向けページ。
同じモデルの車でも国によってイメージが大きく異なる場合がある。 同じモデルの車でも国によってイメージが大きく異なる場合がある。

 このように国の文化やビジネス戦略に応じて柔軟にサイトデザインを変えることで、現地の利用者に対してサイトを違和感なく利用してもらえるように配慮することができる。しかし、全ての企業がこうした方法をとれるわけではない。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]