トップページにみる日本のウェブデザイン--表現したい人たちが集うMySpace

長谷川恭久
2008-08-25 19:19:01
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トップのビジョンと決断がリニューアルを後押し

加治徹雄氏 加治徹雄氏

 利用者の間では決して音楽に強いだけのMySpaceではないと認知されているものの、新規ユーザーにとってはそういうイメージが強かったのではないかと筑田氏は言います。

 特にリニューアル前のデザインは音楽ポータルサイトと似たようなイメージが強かったため、音楽色が強いサイトに見えたのかもしれません。そこで、音楽をはじめ多くのクリエイターが集まる場所、MySpace Cafeのような場やイベントで人と人がつながるサイトであることを全面にアピールしたデザインになりました。

 リニューアル後は情報量が増えました。しかし、「Featured Artists」や「MySpace Music」といった音楽に特化したコンテンツを上位に配置しなかったことこそ、リニューアルの最大の特徴といえるでしょう。

 リニューアル後は「ピックアップアーティスト」という音楽に特化している部分を上位に残したものの、特集を組んでいる人やイベントだけでなく、それを取り囲む人(MySpace ユーザー)を大きく取り上げているという点が、以前と大きく異なっています。

 今まで見えていたものをワンクリック先に設置する――そんな変化は社内でも議論になったそうです。しかし、同社プロダクト部 クリエイティブ・ディレクターの加治徹雄氏は、大蘿氏のビジョンと決断力がリニューアルプロセスをスムーズなものにしたといいます。

 デザインで迷う部分があっても、大蘿氏をはじめ今の日本のMySpaceのコンセプトと照らし合わせることで、何が必要で何が必要でないかが明確になったと言います。

リニューアルに与えた「日本」の影響

 加治氏はどのような考えでMySpaceのリニューアルに取り組んだのでしょうか。そして、日本の独自性が生み出している文化がデザインプロセスにどのように影響しているのでしょうか。

 海外版のリニューアルプロセスと比較しながら、次回、日本版MySpaceのトップページについて詳しく紹介していきます。

加治徹雄氏(左)と筑田大介氏 加治徹雄氏(左)と筑田大介氏
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