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公共スペースを意識したYahoo!の新トップページ

長谷川恭久
2008-07-31 19:54:01
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ナンバーツーのYahoo!と、ナンバーワンのYahoo!

西田修一氏 西田修一氏

 Yahoo! JAPANの新しいトップページに関する情報が発表されたのは、日本でのサービス開始10周年を迎えた2007年。Yahoo! トップページ企画に所属する西田修一氏によれば、具体的なリニューアル作業を開始したのは米国がリニューアルをした2006年夏頃だったそうです。この頃から多くのユーザーテストを実施してモックアップを制作し、なにが日本のユーザーにとって必要なのか、これからのYahoo! JAPANの方向性をいかにトップページに反映させたら良いのかなど、模索が続けられました。

 海外のYahoo!と日本が異なる最大の点は、海外のYahoo!のアクセス数は二番手かそれ以下であるのに対して、Yahoo! JAPANはナンバーワンであるところです。

 例えば米国では、Googleに続き二番手に甘んじているYahoo!はWeb 2.0という言葉が頻繁に飛び交っていた時期にリニューアルをはかり、Ajaxをはじめとした最新の技術やソーシャル機能を全面に押し出したデザインに切り替えることで、フレッシュで積極的なイメージを打ち出しました。

 リニューアルは古いイメージから脱して新しくするという意味合いもありますが、現状の問題を解決するためという意味も含まれています。

 二番手である海外のYahoo!は、アクセス数を増やしてプレゼンスを強調したいという課題がありますが、ナンバーワンであるYahoo! JAPANは同じような課題がないので、海外のYahoo!と同じスタンスでリニューアルする必要がなかったわけです。無理に海外との足並みを揃えず、ユーザーテストなどをじっくり行ってから、今回のリニューアルをかたちにしたといいます。

ナンバーワンゆえの課題

 しかし、Yahoo! JAPAN にはナンバーワンであるからこそ出くわす課題も数多くあります。

 まずひとつが、訪問者数を増やすことがフォーカスではないという点。他のポータルサイトでは訪問者数を増やすことが最大のミッションになる場合もありますが、Yahoo! JAPANの場合はスタートページとして設定している方も多く、認知度も非常に高いので、単純に頭数を増やすのは限界があります。

 そこで、同じ訪問者が1日に何度もホームページに訪れてくれるような仕組みをつくり、ページビューを増やすというアプローチをとる必要が出てきます。

 もうひとつの課題は、最新技術の導入を海外のYahoo!よりさらに注意深く行わなくてはならない点です。訪問者数が多いので、利用者のリテラシーの幅が海外のYahoo!よりさらに広くなります。利用者とYahoo!との関わり方も海外とは異なるので、西田氏が言う「ボリュームゾーン」がどこかを見極め、適切な技術と情報の見せ方を検討しなければいけません。

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