
Firefox 3.1でアプリケーションキャッシングを試す
アプリケーションキャッシングの使用例
ここでは、リスト1とリスト2の2つのページを用意した。2ページ目は画像を1つ含んでいる。両ページとも、html要素にはmanifest属性で"cache-manifest.manifest"というキャッシュマニフェストを指定している。
リスト1 index.html
アプリケーションキャッシュの使用例 アプリケーションキャッシュの使用例
次のページへ
リスト2 page2.html
アプリケーションキャッシュの使用例 2ページ目
index.htmlへ
画像を含む3つのファイルをキャッシングしたいので、キャッシュマニフェストはリスト3のようにする。
リスト3 cache-manifest.manifest
CACHE MANIFEST # v1 index.html page2.html image.jpg
また、キャッシュマニフェストはtext/cache-manifestというMIMEタイプで送信されなくてはならないので、.htaccessなどにリスト4のような設定を加えておく。
リスト4 .htaccessに以下の設定を追加
AddType text/cache-manifest .manifest
これをウェブサーバ上に配置してFirefoxからindex.htmlにアクセスしてみよう。Firefox 3.0では正常に動作しないので、Firefox 3.1のベータ版を利用する必要がある。デフォルトの設定では、最初にページが表示されると図1のようにキャッシングを許可するかどうか確認されるはずだ。ここで[許可]をクリックすれば、キャッシュマニフェストに指定されたリソースがキャッシュされる。
オプション設定の[詳細]タブを見てみると、図2のようにlocalhostのデータを保存する準備ができていることがわかる。キャッシュの削除もここから行える。
この状態で[ファイル]メニューから[オフライン作業]を選択してFirefoxをオフライン状態にしてみよう(図3)。これでサーバとの通信が切断されたので、通常であれば[次のページへ]のリンクをクリックしても次のページへは飛べないはずだ。しかし今回は、page2.htmlとimage.jpgのキャッシュが保存されているので、図4のようにあたかもネットワークに接続されているかのように次のページを表示することができる。URLも「http://〜」となっておりオンライン/オフラインの区別は付かない。

次回はキャッシングに関連したイベントについて紹介する。
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