
HTML 5におけるアプリケーションキャッシュの種類
杉山貴章(オングス)
2009-01-06 17:00:00
アプリケーションキャッシュの種類
HTML 5のアプリケーションキャッシングでは、キャッシュされるリソースは次のカテゴリのいずれかに属することになる。
- Masterエントリー - manifest属性を持つドキュメント本体
- マニフェスト - キャッシュマニフェスト
- Explicitエントリー - キャッシュマニフェストのCacheセクションに記載されたリソース
- Fallbackエントリー - キャッシュマニフェストのFallbackセクションに記載されたリソース
- Dynamicエントリー - nsIDOMOfflineResourceListインタフェースのadd()メソッドによって追加されたリソース
例えばウェブブラウザがリスト1のようなhtml要素を含むページ(仮にsample.htmlとする)にアクセスした場合、このsample.html自身とcache-manifestファイル、そしてcache-manifestのExplicit/Fallbackセクション記載されたリソースが全てキャッシングされる。
リスト1 manifest属性を含むhtml要素
ポイントは、ウェブブラウザはsample.htmlにさえアクセスすれば、その時点で他のリソースも含む全てのキャッシュが取得される点だ。つまりユーザはmanifest属性を持つドキュメントにさえ一度アクセスすれば、後はオフラインでそのアプリケーションを使用できるわけである。
注意しなければならないのは、サーバ上でリソースが変更された場合でも、キャッシュマニフェストが更新されていなければウェブブラウザは継続して古いキャッシュを使いつづけるということである。したがってリソースを変更した場合には、必ずキャッシュマニフェストも書き替える必要がある。書き替えはコメント部分でも適用されるため、前回示した例のようにバージョン番号などを書いておくのがいいだろう。
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