Firefox 3で追加されたオフライン機能とは

杉山貴章(オングス)
2008-11-27 17:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Firefox 3のオフライン機能はHTML 5ベース

 Firefox 3のオフライン機能は、HTML 5仕様のドラフトをベースとして一部独自のAPIを導入する形で実装されている。具体的には、主に次の2つの機能を利用することができる。

  • ウェブアプリケーションをキャッシュするメカニズム
  • オフラインで利用可能なローカル・データストレージ

 通常、ウェブアプリケーションはサーバ上のプログラムと通信するためインターネットに接続された状態でなければ利用することができない。しかしウェブアプリケーションのキャッシュメカニズムを利用すれば、ウェブブラウザがオフライン状態のときでも、キャッシュされたプログラムにアクセスすることでオンライン状態のときと同様に処理を継続することができる。また、ローカル・データストレージによってウェブアプリケーションが利用するデータをサーバ上でなくローカルの記憶領域に保存しておくことができるため、オフライン状態でもデータの読み書きができる他、サーバと通信するのに比べて高速なアクセスが可能となる。

 これを現時点でのHTML 5のエディターズ・ドラフトに照らし合わせると、前者は「5.7 Offline Web applications」、後者は「5.10 Structured client-side storage」として定義される機能に該当する。

 上記に加えて、HTML 5にはオンライン/オフライン状態を区別するプロパティと、この状態の変更を検知するイベントが定義されており、Firefox 3にも実装されている。これによってウェブアプリケーションはいつブラウザがオンライン/オフラインになったのかを正確に知ることができるわけだ。

  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ