ついに正式勧告--「HTML5」を使いこなすには何が必要か

中島俊治
2014-11-10 06:00:00
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3. さらに勉強したり情報収集したりしたいときは

イベントに参加してみよう

 HTML5に関するイベントは日本全国で多く行われています。その中でも2つほどご紹介しましょう。

 「HTML5Fun」はLPI-Japanも後援しているイベントで、「全国にHTML5の楽しさを」というポリシーのもと、現在東京をはじめ北海道、岡山など各地を巡回して開催しています。


 「HTML5Minutes」は毎月一度、都内で行われていて、情報交換と人的交流を目的にしたイベントです。制限時間内にひとつのテーマを雷光石火の如くプレゼンすることをライトニングトーク(LT)と言います。制限時間は5分、そう5 MinutesでさまざまなHTML5の技術に触れることができるイベントです。

 11月には、W3C勧告を記念した無料一般公開講演会「HTML5が開く新しい未来」が東京文京区の放送大学を会場として開催されます。このような講演会にも積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

オンライングループに参加してみよう

 なかなか時間の取れない人、距離が離れているという人は、オンラインのグループに参加してみてはどうでしょう。例えばFacebook上のグループで私が主催している「we love HTML5」というグループでは、HTML5に関わるニュースやイベントの情報を配信しています。

大学でも授業が

 最近では、大学でも授業が始まっています。

 八洲学園大学は「HTML5への招待~ホームページの作り方~」を2013年度から通信授業を開始しています。遠隔地の方もPCで受講でき、単位を取得することができます。

 放送大学では2014年度から教養学部情報コース専門科目「HTML5入門」として、2日間の面接授業が始まりました。学外の方も共習生として受講することができます。


初心者向けHTML5講座

 2010年から都内で、HTML5の初心者向け講座を開催している東京アプリ・ワークショップでは、6時間みっちりとHTML5を体験してもらいます。終始、和気あいあいとした雰囲気で、受講した人も「あっという間に終わってしまった」「楽しかった」という声の聞かれます。講師は、日本で最初の無料ホームページバーチャルコミュニティサービス「GeoCities JAPAN」のコミュニティマネージャだった中島俊治。日本のウェブ界の裏話も聞けるかもしれません。

4. 肝心の試験の内容は?

 オフィシャルサイトから、レベル1についていくつか出題例をのぞいてみることにしましょう。

試験の範囲(レベル1)

 出題構成は次の通りです。

  1. ウェブの基礎知識
  2. CSS3
  3. 要素
  4. レスポンシブウェブデザイン
  5. オフラインウェブアプリケーション

 HTML5ですから、やはり要素に関する出題が最も多いようです。「HTMLの書式」「HTML5で新しく加わった要素や属性」「HTML5で廃止されたタグ」はもちろん、「HTML 4.01以前の要素や属性」も範囲に入っています。しっかり勉強して、実際に試してみて覚えましょう。

 次に押さえておきたいのは、CSSに関する出題。「スタイルシートの基本」はもちろん「CSSのデザイン」や「カスケード」の理解も必要でしょう。また最近流行っているレスポンシブウェブデザインを実現する「メディアクエリ」は覚えるだけでなく、ウェブページ作成に応用してみることをおすすめします。

 また、盲点なのは「ウェブの基礎知識」。ブラウザとサーバ間の通信、ネットワークやサーバ、データベース、その他ウェブに関連する技術なども出題されます。特にウェブ制作に携わる人にとっては馴染みのない事柄ですので、ぜひ知識を深めましょう。

 出題範囲については次のURLを参照してください。http://html5exam.jp/outline/objectives_lv1.html

試験の内容

 サンプル問題が次のURLで公開されています。各試験範囲ごとに出題例を見てみましょう。http://html5exam.jp/measures/sample.html#lv1

1. ウェブの基礎知識に関する問題から

HTML5文書において、外部スタイルシート「style.css」を読み込ませるための記述として正しいものを1つ選びなさい
A. <link href="style.css">
B. <link href="style.css" type="text/css">
C. <link rel="text/css" href="style.css">
D. <link rel="stylesheet" href="style.css">
E. <link rel="stylesheet" href="style.css" type="text/plain">

解説:これはみなさんも日頃から使用されているものですね。ですが油断大敵、不注意で間違えることも。relはその文書との関連性(~として)、ここでは「スタイルシートとして」ですから rel="stylesheet"と記述されていて、typeは関連する文書のMIMEタイプで type="text/css" ですが、デフォルトでは省略できますからDが正解です。詳細は次のURLを参照してください。http://html5exam.jp/measures/lv1_1_5.html

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