HTML5は「ビジネスを変革する大きなインパクトを持つ」:W3C CEO

齋藤公二 (インサイト)
2012-06-18 12:15:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 モバイルについてのワーキンググループの論点としては、ビデオ&オーディオ、ビデオ会議やリアルタイムコミュニケーション、PtoP、位置情報サービス、ソーシャルネットワーキング、広告、ゲームなどがある。また、事例として、AT&TがHTML5用のAPIプラットフォームを提供していることなどを紹介した。

 一方、ウェブとテレビに関するワーキンググループの論点としては、ホームネットワーキング、デバイスディスカバリ、マルチスクリーンなどがある。これは「放送と通信の融合が進む中、さまざまなコンテンツをどのようなデバイスにどう配信し、1つのユーザーエクスペリエンスとして提供していくか」を検討するものだという。さまざまなストリーミング技術を扱えるようにする方法やコンテンツの保護、ステークホルダーを考慮したプロファイルの開発も進めている。

 もっとも「HTML5は技術面では優れているものの、ビジネスモデルとしては組織だっていない面がある」とし、そうした課題に取り組んだ例として、Facebookのアプリ開発の事例を紹介した。

写真2

 HTML5については、(Appleのような)アプリのためのストアがなく、開発したアプリをデバイスにどう提供するか、ユーザーにどう知らせるかなどについて課題を抱えていた。そこで、Facebookでは、モバイルアプリを提供する際にHTML5を採用し、モバイルアプリ開発のプラットフォーム、コミュニティグループを立ち上げた。コミュニティでは開発者が準拠すべきプロファイルを開発し、互換性を保つようにしたという。

 最後にJaffe氏は「インターネット業界だけでなく、小売りや航空、自動車、ロジスティクス、医療、ゲームなど、さまざまな業界でHTML5が利用され始めている。HTML5は、ビジネスを変革する大きなインパクトを持つ技術だ」と重ねて強調した。

Keep up with ZDNet Japan
ZDNet JapanはFacebookページTwitterRSSNewsletter(メールマガジン)でも情報を配信しています。

キーワード解説一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]