Adobe Creative Cloudのスタートで何が変わるか

杉山貴章(オングス)
2012-04-26 17:48:00
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開発者・デザイナーが押さえておくべき3つの項目

 一方で、Creative Cloudの登場に備えてウェブ開発者やデザイナーの側では何を考えておくべきなのか。

 以下に最低限考慮すべきポイントとして「製品購入プラン」「開発ワークフロー」「コミュニティ」の3項目を挙げてみた。


1. 製品購入プランの再考

 サブスクリプションモデルの価格体系が導入されたことで、多くのユーザーは製品の購入プランを考え直す必要が出てくるだろう。以下に、価格に関するポイントを挙げる。

  • Creative CloudのメンバーになればMaster Collectionの全ツールが使える(年間プランで月5000円)
    • それに加えてTouch Appsや各種クラウドサービスなどが使える
    • CS3.x/CS4/CS5.xの製品をいずれかひとつでも持っている場合は、初年度のみ月3000円(2012年8月31日までに年間プランを購入の場合)
  • 単体製品のみのサブスクリプションもある(1製品あたり年間プランで月2200円)
  • CS6パッケージ版は、単体製品または4つの統合製品として購入可能
  • アップグレード版が適用できるのはひとつ前のメジャーバージョンのみ(CS6はCS5/CS5.5からのみ)
    • ただし、2012年12月31日まではCS3.x/CS4ユーザー用のCS6アップグレード版が提供される
  • Touch Appsは1製品850円
  • EdgeとMuseはCreative Cloudか単体サブスクリプションでのみ購入可能
  • Creative Cloudには無料メンバーシップもある(2GBのストレージ、ファイル同期および共有機能など)

 参考として、5年後までの継続利用にかかる費用を表1・2にまとめた。なお、この表では今後1年ごとにマイナーバージョンアップ、2年ごとにメジャーバージョンアップすると仮定し、アップグレード版の価格はCS6のものを適用している。また、「アップグレード」の項目は、CS5.5を保持しているものとして計算してある。

 単純にCS6製品の価格として見た場合には、新規で購入する場合にはCreative Cloudの方が総じてコストを抑えることができそうだ。一方、アップグレード版を適用可能な既存製品を持っている場合、製品によってはCreative Cloudの方がコスト高になるケースもある。その他に、今後新しいバージョンが出た際にアップグレードする予定があるかどうかでも評価が変わってくるだろう。

 もちろん、Creative Cloudならではの価値であるクラウドサービスの活用や、Edge、Museといった製品の利用を考えている場合には、Creative Cloudを選択する理由は極めて大きなものになるだろう。また、Flash Builderは従来であればWeb Premiumに含まれていたが、CS6のDesign&Web Premiumには含まれないため、Web開発ツールとしてFlash Builderを使いたいユーザなどは注意が必要だ。

2. 開発ワークフローの見直し

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