モバイルアプリの設計はプライバシー保護を中心に--GSMAのガイドラインを解説

杉山貴章(オングス)
2012-04-02 14:59:00
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 スマートフォンやタブレット端末の普及にともなって、プライバシー情報の取扱いに関する話題が頻繁に取り上げられるようになってきた。

 プライバシー保護に関する問題のひとつとして、現時点では業界横断的な原則が存在せず、事業者や開発者ごとに異なる基準が使われてしまっているということが挙げられる。その結果、行き過ぎた個人情報の収集や利用、杜撰な管理といった問題につながってしまう。

 この状況を改善するために、携帯電話事業者で構成される業界団体のGSM Association(GSMA)がモバイルアプリケーション開発者向けの設計ガイドライン「Privacy Design Guidelines for Mobile Application Development」を公開している。

基本原則は“Privacy by Design”

 このガイドラインは、その背景にある基本原則として“Privacy by Design”を掲げている。

 “Privacy by Design”は、プライバシー保護の観点を設計の中心に置いて開発するアプローチである。ユーザーが自身のプライバシーに関心を寄せていることを前提として、それに応えるために設計段階から適切な対策を行っていかなければならない、というのがこのガイドラインの考え方だ。

 したがってこのガイドラインは、アプリケーションを使用するユーザーが次の情報を確実に得られるよう考慮されているとのことである。

  • どの個人情報がアクセス・収集・使用されるのか
  • どの情報が、なぜ、何のために使われるのか
  • ユーザーがどのようにしたらそれらの情報の使用をコントロールすることができるのか

 ガイドラインの本文としては、最初に何が個人情報にあたるのかなどといった用語の定義が行われた上で、次の各項目ごとにガイドラインと実装方針、具体例やユースケースが示されている。

  • 透明性、選択、コントロール
  • データ保持とセキュリティ
  • 教育
  • ソーシャルネットワーキングとソーシャルメディア
  • モバイル広告
  • 位置情報
  • 子供や未成年
  • 責任能力と施行

ユーザー主導のプライバシーコントロールを

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