Beyond IE Sixというページをつくりました

長谷川恭久
2012-04-02 12:49:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先週いよいよ Internet Explorer (IE) の自動アップグレードが開始されました。これにより、多くの Web 開発者の頭を悩ましていたバージョン 6 (IE6) がなくなるのではないかと期待している方もいると思います。制作者の都合だけでなくても、より早く安全な Web 体験が出来ることを考えると、利用者にもメリットはいくつかあります。

自動アップグレードによって、IE6のシェアは今後さらに下がることでしょう。しかし、真の課題は IE6 がなくなっても残り続けると思います。見た目を同じにするという古い考え方を持ち続けている間は、IE6 がなくなろうとも現状は変わらないはず。「IE7がなければ・・・」「IE8もいらない・・・」と同じようなことを数年後繰り返すことになるでしょう。長く IE6 の対処をしていたことが、頭の中まで IE6 になっている方もいるかもしれません。IE6 のシェアより、作り方のメンタリティが変わらないから深刻な状態になったのかもしれません。

スマートフォンを対象にしてサイト制作している方はご存知だと思いますが、同じ見た目にするという古い考え方を持ち続けると、制作の大きな足かせになります。それはスマートフォンだけの問題ではないはずです。

IE6の周辺の話になるとネガティブな感情ばかりが目立ちますが、少しでも建設的な視点で IE6のサポートを見つめ直す必要があると考えています。何ができるのか、何をするべきなのか、何を理解しなければならないのか・・・マイクロソフト社の活動だけでなく、我々がやるべきことが幾つか残されていると思います。

Beyond IE Six

Beyond IE Six は、ひとつの提案として作りました。IE6 から、そして IE6 的なメンタリティから抜け出すために何が必要なのか。情報と使える技術をひとつにまとめたページです。詳しい情報は書かれていませんが、スタートするには十分な情報量があるはずです。私のサイトでは海外の情報が多くなりがちですが、こちらのページではほとんどが日本語のリソースばかりで揃えてあります。

完璧なページを目指しているわけではありませんが、「こういう情報があると良いかもしれない」という意見や感想がある方は、ぜひ Twitter で教えてください。皆さんにとって、ひとつの有効な武器になれば幸いです。

PS: 境祐司さんとのポッドキャストで、今後のWebサイト制作について話ました。Beyond IE Six のページを作った意図とも繋がるところがあるので、興味がある方はぜひ聴いてみてください。

ZDNet Japan編集部:本稿はブログ「could」からの転載です。執筆者の長谷川恭久氏は、デザインやコンサルティングを通じてWebの仕事に携わる活動家。Webとデザインをキーワードに情報発信をしているだけでなく、各地でWebに関するさまざまなトピックで講演を行ったり、多数の雑誌で執筆に携わっています。

  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ