Google提唱の新プロトコル「SPDY」とは--SPDYで変わること、変わらないこと

杉山貴章(オングス)
2012-02-01 11:22:00
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SPDYを使うには

 前述の通り、Google ChromeChromiumではすでにSPDYが有効化されている。これらのWebブラウザでGoogle検索やGmailなど一部のGoogleサービスにアクセスすると、自動的にSPDYを利用した通信が行われる。SPDYが有効になっているかどうかは、アドレスバーに「chrome://net-internals/#spdy」と入力してSPDYステータスを表示すれば確認できる。図2のように「SPDY Enabled: true」となっており、SPDYの通信が行われると「SPDY sessions」にセッション一覧が表示される。セッションのログは図3のようにEventsページで見ることができる。

  • 図2 ChromeではデフォルトでSPDYが有効になっている

  • 図3 SPDYセッションのログ表示

 Firefoxの場合は、プレビュー版のFirefox Aurora(本稿執筆時点での最新版は11.0a2)でSPDYの実装が追加された。デフォルトでは無効になっているが、アドレスバーに「about:config」と入力して、図4のように「network.http.spdy.enabled」の設定を「true」に変更すれば有効にできる。

 サーバサイドの実装としてはApacheモジュールのmod-spdyや、Pythonによるサーバ実装、Javaによるサーバ/クライアント実装などがある。その他、RubyやNode.js、Go、Erlang、C言語など、各種言語でSPDYを利用するためのライブラリなどが公開されている(詳細はSPDYのプロジェクトサイトを参照のこと)。

 SPDYプロトコル仕様は現在ドラフト3が公開されている。まだ開発途上の段階であり、今後どれだけ普及するのか、ましてや本当に次期HTTPに取り込まれるのか、未知数な部分は多い。とはいえ上記の通りすでに実行できる環境は用意されているので、一度試してみる価値はあるだろう。

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