モバイル向けFlash終了でHTML5大勝利!と安心していられない理由

杉山貴章(オングス)
2011-12-06 12:25:00
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HTML5に群雄割拠の時代がくる

 ツールベンダーであるAdobeがモバイルFlash PlayerにかけていたリソースをHTML5に注ぐことになれば、HTML5の成長にとっては大きな追い風となるだろう。これまでHTML5に力を入れてきた開発者にとっては、ライバルのFlashが失速したことと相まって嬉しいニュースのように思えるかもしれないが、実際には諸手を上げて喜んでばかりもいられない。

 HTML5はまだ発展途上であり、商用で使われた事例もFlashのように豊富ではない。当然、経験豊富な開発者も多くはない。先駆者の少ないブルーオーシャンだったわけだ。

 しかし、これからはそうはいかない。

 行き場を失ったFlash開発者が大挙してHTML5の世界に参入してくることになる。JavaScriptとCSS3のノウハウという点では、確かに早い段階からHTML5を手がけてきた開発者に一日の長があるだろう。しかし上述したように、Flash開発者はリッチコンテンツ開発の豊富なノウハウを持っているのだ。

 重要なのは、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを提供できるのかということだ。これまでは「HTML5で○○ができた」という話題にも価値があった。しかし、モバイル向けウェブの世界では、Flashがいなくなったことで、この"HTML5で"という枕詞は意味を成さないものになっていく。そのときに頼れるものは、確かな技術力と、ユーザーのニーズをキャッチアップする洞察力、アイデア、そしてそれらをサービスに結びつける力だ。

 HTML5開発者にとっては急激にライバルが増えることになる。Flash開発者にとっては、自分の持つ力やノウハウをHTML5という新しい技術でどう生かすかにチャレンジしなければならない。どちらにとっても決して楽観視できる時代ではないのだ。

 しかしながら、Flash対HTML5という無意味な舌戦が終わり、同じ土俵で技術力を競う時期に入ったことは好意的にとらえてもいいだろう。技術者同士の切磋琢磨によって、いい技術、いいサービスが誕生することを期待したい。

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  • コメント(3件)
#1 KABE   2011-12-12 22:14:51
HTML5をマンセーしたい気分がアリアリの記事ですな。
沢山間違いがあるけど、幾つか抜粋して指摘しておきます。

・「モバイル端末用のブラウザでFlashが使えなくなるということだ」
 → 嘘です。新規のPlayerが供給されないだけで、今までのは普通に使える。

・「モバイルブラウザ向け・・・普及しておらず」「利用シーンも限られている」
 →Lite1.0以降は殆どの携帯に搭載されています。利用シーンを広げるコンテンツを作ろうとしないだけ。

・「HTML5はまだ発展途上であり・・・経験豊富な開発者も多くはない」
 →CanvasのJavaScriptはActionScript2.0の兄弟なので古いコードが流用できる。
  よって簡単に鞍替えできる。 むしろ今の描画技術が7年前のFlash程度しかないことが問題。

・「行き場を失ったFlash開発者」
 → Flashはブラウザ無しでも動けるのでWeb以外でも問題なく使える。

・「Flashがいなくなったことで」
 → 勝手に消さないで下さいw

・「HTML5開発者にとっては急激にライバルが増えることになる」
 → その前にブラウザ間の準拠格差と戦うことになります。

・「Flash対HTML5という無意味な舌戦が終わり」
 → それを焚きつけていたのはHTML5準拠が遅れてるSafariのメーカー。
#2 Noname   2012-12-18 15:05:50
>新規のPlayerが供給されないだけで、今までのは普通に使える。
今までのPlayerのセキュリティの問題は?
Adobeがセキュリティを無視して、今までのPlayerを使えというアナウンスをするはずがないので、既存のPlayerは淘汰されていきます。

>Lite1.0以降は殆どの携帯に搭載されています。
メモリ・セキュリティ・その他もろもろの関係上、容量や外部通信が制限されている等、「利用シーンを広げるコンテンツ」を作るためのコストも馬鹿にならないです。

>よって簡単に鞍替えできる
HTML5はJavascript,CSSだけではないです。
むしろ、HTML5で新たに提供される便利な各種API利用も込みで考えるべきでしょう。

>Flashはブラウザ無しでも動けるのでWeb以外でも問題なく使える。
行き場を失うのは、Flashではなく「Flash開発者」です。
そもそも、Web以外の用途…ということなら、Flash以外の開発環境が他にもあるので「別にFlashじゃなくてもいいよね」ということになります。

>勝手に消さないで下さい
「モバイル向けウェブ」というプラットフォームからはいなくなったと見るのが正しいでしょう。
ガラケーの普及率が高い「日本」ではなく、スマホが普及している「世界」という基準で見た場合ですが。
だからこそ「FlashはWebのための技術ではない」というあたりを鮮明に打ち出したのがAdobeなわけです。

>その前にブラウザ間の準拠格差と戦うことになります。
ここんところを勘違いしている方も多いようなのですが…。
HTML5は未だ「正式勧告」されていない状態なので、ブラウザ間の準拠格差があるのは当然です。
正式勧告後に、ブラウザ間の準拠格差が出るというのなら別ですが。

>それを焚きつけていたのはHTML5準拠が遅れてるSafariのメーカー。
SafariのメーカーはHTML5準拠が遅れているわけでもないですし、そもそも「正式勧告」されていない状態で「HTML準拠が遅れている」というのはおかしな話。


個人的には…
ActionScriptを書くくらいなら、フリーのソフトでもそれは行えます。
ただし、AdobeのFlash(デベロップ)製品を使わなければ、そもそもAdobeの技術であるFlash技術の恩恵の100%を受けられないのは明白です。

You must buy expensive software!

高価なソフトを購入しなければ100%その恩恵にあずかれないような技術が、グローバルなWeb標準技術になるのは反対です。

Adobe’s Flash products are 100% proprietary.
Second, there’s the “full web”.
Third, there’s reliability, security and performance.
Fourth, there’s battery life.
Fifth, there’s Touch.
Sixth, the most important reason.
seventh, Very high cost.

僕自身もFlash Developerではありますが…

(無料の)ブラウザとテキストエディタさえあれば、アイデア一つで世界を変えられるHTML5の方が、なんだかワクワクするのでそっちを支持したいと思います。

某学校で高価なソフトを学生に使わせてFLASHを教えながら、そんなことを思いました。

ゆくゆくは途上国でWeb技術を教えて外貨の獲得につなげる…という活動をやりたいと考えているのでそういう発想になってしまうのかもしれませんが。
#3   2015-08-25 07:54:15
当時のFlash開発者の必死さが伝わる書き込みがあるが、的はずれもはなはだしい。
このダメ加減がいかにもFlashっぽい。2015年9月からChromeでFlashをデフォルトで無効化、Firefoxは既に最新版以外はウイルス扱い。Flashの役目はブラウザゲームで細々と残る程度でしょう。
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