主要ブラウザの性能比較:IE、Firefox、Opera、Safari(前編)

文:Kai Schmerer(ZDNet Germany) 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-06-06 08:00:00
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Windows Vista SP1:HTML、XML、JavaScript (iBench 5.0)

 われわれがWindows Vista上でHTMLとXML/CSSページの読み込みについてテストを行った7つのブラウザは、実行速度に幅があった。iBench 5.0の結果によれば、Safari 3.1がもっとも高速なブラウザであり、Opera 9.27がもっとも遅かった。後者はHTMLの読み込みに他のブラウザの2倍以上の時間を要した。しかし、Opera 9.5のベータ版の性能はずっと改善されており、中堅のブラウザと同等の性能だった。

 iBench 5.0のJavaScriptのテストでは、ここでもSafari 3.1が最速のブラウザであり、このJavaScript/HTML DOMテストで順位が低かったのはMicrosoftのブラウザだった。JavaScriptのテストでは、HTML/XMLのテストよりもブラウザによる違いが大きく出た。JavaScriptのテストでは、もっとも処理の遅いブラウザは最速のブラウザよりも10倍以上の時間がかかった。

 ベータ版のブラウザは、一部のテストでは大きく性能が向上していた。例えば、Firefox 2.0.13がJavaScript/HTML DOMテストの完了にかかった時間は3.1秒だったのに対し、Firefox 3 Beta 5では0.65秒しかかからなかった。2つのOperaブラウザも同様のパターンを示し、JavaScriptテストでもっとも処理速度が遅かったのはOpera 9.27だったが(2.54秒)、Opera 9.5 Beta 4758は2位の成績を残した(0.36秒)。

 Safariブラウザに関するiBench 5.0の結果の値は、実際にかかった時間よりも小さい値が出ていることに注意が必要だ。われわれはこれを手動で計測して確認した。このようなことが起こる理由は、iBench 5.0の計測手法にある。iBench 5.0は「onload」イベントを使ってページが読み込まれたことを通知している。多くのブラウザは、「onload」を通知する前にページを読み込み、画像をデコードし、スタイルシートやスクリプトを実行する。しかしSafariは違う。Appleのブラウザが高速であることは確かだが、iBench 5.0の結果が示すほど、他のブラウザを大きく引き離してはいない。これについては、次のテストで示す。

iBench 5.0/Windows Vista SP1
単位は秒、棒グラフが短いほどよい

iBench 5.0/Windows Vista SP1
単位は秒、棒グラフが短いほどよい

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