「Firefox 3.0 Beta 5」--現段階では最速のブラウザだ!
今回、「Firefox 3.0 Beta 5」を少し試用してみたところ、初期テストでは現時点における最速のブラウザであるという結果になった。
過去数週間にわたって、SunSpider JavaScriptベンチマークテストを用いて複数のブラウザのベンチマークテストを行ってきた。そして今回は、Firefox 3.0 Beta 5をテスト対象に追加してみることにした。
注:ハードウェアプラットフォームは前回のテストと同じものを使用したが、何らかの違いが発生したという可能性を排除するために、前回テストしたブラウザのいくつかについても再びテストを行ってみた。その結果、今回の結果と前回の結果の差異は2%以下であった。
前回にテストしたブラウザを速い順に並べると以下のようになる。
- Firefox 3.0 Beta 4
- Safari 3.1
- Opera 9.50 Beta 1
- Internet Explorer 8 Beta 1
- Firefox 3.0 Beta 3
- Safari 3.0 Beta
- Opera 9.26
- Firefox 2.0.0.12
- Internet Explorer 7
SunSpider JavaScriptベンチマークテスト
今回、Firefox 3.0 Beta 5がリリースされたことで、新たな勝者が誕生した。Firefox 3.0 Beta 5は、SunSpider JavaScriptベンチマークテストにおいて、Firefox 3.0 Beta 4を処理速度で15%も上回ったのだ(Firefox 3.0 Beta 5のテスト結果のデータはここを参照してほしい)。これは非常に大きなパフォーマンス向上であり、開発チームがFirefoxコードの最適化に懸命に取り組んだ証とも言えるだろう。

注:数値が小さいほど、JavaScriptの処理が高速であることを表している。Operaのいずれのバージョンにおいても、SunSpiderのMD5テストを完全に終えることができなかったため、それらは今回の結果から省いている。
ACID 3
また、Firefox 3.0 Beta 5をACID 3でもテストしてみた。Firefox 3.0 Beta 5はFirefox 3.0 Beta 4を打ち負かしたが、いずれのブラウザもSafari 3.1には勝てなかった。しかし、ウェブ標準への準拠に向けた取り組みが続いていることを考えれば、このスコアは同ブラウザの正式リリースまで向上し続けるはずだ。

注:数値が大きいほど、ACID 3への準拠度が高い--最高値は100である。
テスト結果は以下のようになった。

以下は参考画像である(完全に準拠した場合の結果)。

結論
Firefox 3.0 betaの性能は向上し続けている。今回テストしたbetaは前のbetaよりもパフォーマンスが向上しており、ACID 3テストの結果も改善されている。このブラウザはほぼ完成していると言ってもよいだろう!
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
- 新着記事
- 特集
- ブログ
- 企画特集
-
次の一手はこれだ!
-
ビッグデータ最前線!
-
その先へ
-
デジタルを当たり前と言えるか?
-
いまあるデータで身近な業務をDX
-
連載!プロが語るストレージ戦略
-
コスト・運用の壁を崩す!
-
M365 活用のセキュリティ対策
-
次期自治体ネットワーク強靭化へ
-
特集:IT最適化への道
-
連載!プロが語るストレージ戦略
-
データの散在と非常率運用がネック
-
明日からではもう遅い?!
-
企業のリスクマネージメント対策に
-
連載!プロが語るストレージ戦略
-
いまさら聞けない「PPAP」
-
性能の大幅向上を実現!
-
SoRとSoEをつなぐDX推進の要
-
時代が求める生体認証への期待
-
ゼロトラストに向けた道のりを支援
-
未来のセキュリティイノベーターへ
-
ハイブリッドクラウドとAI
-
リモート、オフィス、オンサイト
-
IDaaSって何?
-
エンジニアのためのREHL8まとめ
-
SECCON2020レポート第二弾!
-
クラウド時代に理想のセキュリティ
-
セキュリティの今を知る
-
厳しい目が向けられる内部不正
-
部分最適だけではダメ
-
漫画で解説:IoTはじめの一歩
-
DX時代のアプリケーションセキュリティ
-
ネットワークもサービスとして使う
-
第4回CNBFミートアップレポート