マイクロソフト、若者対象としたアプリ開発コンテストを実施

三浦優子
2012-12-11 19:14:00
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 日本マイクロソフトやパソコンメーカー、コンテンツ事業者などが参加するウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム(WDLC)は、新たな活動として18歳以上29歳までの若者を対象としたアプリケーションコンテスト「Digital Youth Award」を実施する。応募期間は2012年12月7日から2013年1月31日まで。

 「人が“豊か”になる国民的アプリ」をテーマに実際に開発した“アプリケーション”と“アイデア”の2つの部門で募集する。2013年2月28日開催の決勝大会では、約100社の企業がバイヤーとして参加し、応募者と直接交渉し、アプリケーション実用化を前提としたマッチングを行う。

募集テーマ
募集テーマ

 Digital Youth Award開催の狙いについて、WDLCの会長で日本マイクロソフトの「国際感覚を持った、競争力のある若者を育成したいというWDLC会員の思いと、経済産業省のグローバルでイノベーション人材を育成したいという思いが重なり、世界を変えられるようなフレッシュでクリエイティブな若者のアイデアが必要と判断し、若者向けコンテストを実施することになった」と説明する。

経済産業省産業人材育成室室長補佐の中島大輔氏
経済産業省産業人材育成室室長補佐の中島大輔氏

 経済産業省でも人材育成の面からこのアワードに賛同している。経済産業省産業人材育成室室長補佐の中島大輔氏は「産業界は変化の過渡期にある。“技術で勝ってもビジネスで勝てない”という言葉が象徴するように、厳しい時代になってきており、その中で若い人には特定知識を学ぶだけでなく、自分で考えて行動する機会を持つようになってほしい。今回のアワードはその良い機会となるのではないか」と話した。

ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム 香山春明会長=日本マイクロソフト 執行役 常務
ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム 香山春明会長=日本マイクロソフト 執行役 常務

 アワードは社会人、学生を問わず、18歳から29歳までの若者を対象に「人が“豊か”になる国民的アプリ」をテーマに募集を行う。募集部門は、実際に開発されたアプリケーションを対象としたアプリ開発部門、開発前のアイデアを競うアイデア発想部門の2部門となる。

 審査員には放送作家の小山薫堂氏やWDLCの香山春明会長など6人で行い、最初に部門ごとに20作品、合計40作品を選出。その中から優勝作品各部門6作品を選出する予定だ。

 WDLC事務局長で日本マイクロソフトリテールチャネルマーケティンググループ ディレクターの勝俣喜一郎氏は「実施にあたってはWDLC側でアイデアとテクノロジーの学びの場となる『Digital Youth College』を実施し、アプリケーション開発ワークショップ、アイデア発想ワークショップを実施する。さらにそのフォローアップとして5社の企業によるメンターシッププログラムの実施と、学生主催のセミナーを実施することでアプリ開発を行う若者を支援していく体制を整える」と述べた。

WDLC事務局長の勝俣喜一郎氏。日本マイクロソフト リテールチャネルマーケティンググループ ディレクターでもある。
WDLC事務局長の勝俣喜一郎氏。日本マイクロソフト リテールチャネルマーケティンググループ ディレクターでもある。

 選ばれた作品はWDLCの理事であるNECパーソナルコンピュータ、ソニーマーケティング、東芝、富士通などのパソコンメーカーをはじめ、ヤフーなどこのアワードに賛同した企業がバイヤーとなり、事業化を前提として受賞者と直接交渉することになる。

 パソコンメーカーの場合、東芝は自社の事業である社会インフラとICT(情報通信技術)の関わり、富士通なら「らくらくシリーズ」で定評のあるシニアなどを対象としたヒューマンセントリックなど、バイヤー企業ごとにテーマをもって臨む。

 「かつての『スター誕生』のように、オーディション会場にバイヤーが参加し、自分の選んだ応募者と直接交渉するようにマッチングをすることがもう1つの特徴だ」(勝俣事務局長)

 決勝大会は2013年2月28日、東京・六本木のニコファーレで行う。万が一バイヤーが複数となった作品に対しては、プロ野球のドラフト形式で抽選で交渉権を持つなどイベントとなる予定だ。

 来日中だった米Microsoftの最高マーケティング責任者、クリス・カポセラ氏は「アプリケーションの販売窓口となるWindows ストアは、Windows 8発売以降、爆発的に出荷数が伸び、過去10年間で最も急速な成長を見せている。2月までに日本の若者がどんなことをしてくれるのか、その結果を楽しみにしている」と期待を述べた。

Digital Youth Awardの趣旨
Digital Youth Awardの趣旨
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