Macのスリープ状態をリモート端末から解除する方法

文:Vincent Danen(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2010-03-16 07:00:00
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 本記事では、LANに接続されているスリープ状態のMacを、他のコンピュータからスリープ解除するためのシンプルなスクリプトを紹介する。以下が、そのスクリプトの入手および設定の方法である。

 家庭やオフィスにおけるコンピュータは、その価格低下に伴い、さまざまな役割を担うようになってきている。599ドルもあればMac miniが買えるということを考えると、これを使ってメディアサーバや簡単なファイルサーバを構築するのも割高ではないと言えるだろう。具体例を挙げると、ほんの少し工夫するだけで、Mac miniをHDMI端子のついたテレビに接続し、Apple TVの代わりとして使用できるようになる。さらにもう少しお金をかけ、ワイヤレスのキーボードとマウスを用意すれば、単なる動画や音楽の視聴機器ではなく、テレビと接続された完璧なエンターテインメントシステムを作り上げることもできる。

 ハードディスク容量のより大きなMac miniを使用する場合、あなたの持っているiTunesメディアのすべてをホストさせ、iTunes経由で音楽を聴いたりすることが可能になるというメリットもある。ただ、いつでも使用できるよう、Mac miniを24時間、365日稼働させておく必要があるというデメリットもある。あまり頻繁に使用しない人にとって、こういったデメリットは効率性という点から無視できないだろう。

 コンピュータをスリープさせるようにしておけば、効率良く使用できるようになる。しかし、スリープしているコンピュータに格納されているファイルやメディアにアクセスする際、どうやってリモート端末からスリープ状態を解除すればよいのかという疑問が首をもたげてくるはずだ。

 幸いなことに、有線でLANにイーサーネット接続されているほとんどのMacでは、こういったことはほとんど問題にならない。しかし残念なことに、無線でネットワークに接続されているMacは、スリープ時にワイヤレスユニット自体もスリープするため、スリープの解除は行えない。つまり、有線接続されたMacであれば、リモート端末から簡単にスリープを解除することができるわけである。

 WakeonlanというPerlのスクリプトは、こういった作業に最適なツールである。これはMacだけでなくそれ以外のシステムでも動作する。また、Perlのスクリプトを実行することは、あまりMacらしくないという方のために、Wake550という素晴らしいフロントエンドも用意されている。

 まず手始めに、このWebサイトから.dmgファイルをダウンロードしてほしい。なお、このイメージに含まれているファイルはPowerPC用のアプリケーションであるため、IntelのCPUを搭載したMacで実行する際にはRosettaがインストールされていなければならない。次に、このアプリケーションのインターフェースは必要最小限に抑えられているため、実行する前にローカルネットワークのブロードキャストアドレスと、スリープの解除を行いたいコンピュータのMACアドレスを調べておく必要がある。

 こういった情報は、「システム環境設定」の「ネットワーク」から取得することができる。この画面から[Ethernet接続]を選択し、[詳細]ボタンをクリックする。そして表示された画面の[Ethernet]タブをクリックする。その画面中で「Ethernet ID」と表示されているものが、必要なMACアドレスである。次に、ブロードキャストアドレスを取得するには、ターミナルを起動して「ifconfig」コマンドを実行する。

$ ifconfig en0

en0: flags=8863 mtu 1500
       inet6 fe80::217:f2ff:fe00:4064%en0 prefixlen 64 scopeid 0x4
       inet 192.168.250.50 netmask 0xfffffe00 broadcast 192.168.251.255
       ether 00:17:f3:00:4c:64
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