USB 2.0と3.0について知っておくべき10のポイント

文:Alan Norton 翻訳校正:石橋啓一郎
2010-01-15 15:46:01
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10.USBの弱点

 USBはデバッグが難しい問題を引き起こす場合がある。例えばあるとき私は、プリンタをつなぐのに使っていたUSB-パラレル変換ケーブルを外すまで、XPをインストールできなかったことがある。

 USBは便利で使いやすいために、職場では問題になることがある。フラッシュメモリはITマネージャたちの最大の懸念の1つだ。フラッシュメモリは非常に小さく、ポケットや小物入れに入れて職場に持ち込むのも簡単だ。フラッシュメモリは、オフィスから秘密情報が漏洩したり、マルウェアが入り込む通り道になり得る。

 それに加え、フロッピーやCD、DVD経由でウイルスが入り込むリスクについては意識している人が、自宅との間でファイルをやりとりするのにフラッシュメモリを使うことに何も感じていないことがある。この問題に対する最善の対処方法は、教育かもしれない。一部の政府機関や企業では、フラッシュメモリが禁止されたが、この方針の効果については疑問が残る。興味深いことに、DODは部分的にフラッシュメモリの禁止を解除している

終わりに

 速度が10倍以上となり、供給される電流も80%も強化されたUSBが、成功を収めることは間違いないと言っていいだろうか。実は、そうでもないかも知れない。Intelによる最初のコンセプトデザインでは、SuperSpeedのデータを運ぶUSB 3.0のケーブルには光ファイバが想定されていた。最終的なUSB 3.0の仕様では、光ファイバではなく銅線が使われたが、Intelは最初の設計の延長線上にある、Light Peakと呼ばれる技術への取り組みを続けている。この技術は早ければ2010年中にAppleの製品で利用可能になるかも知れず、これはIntelが同社のチップセットでUSBをサポートする時期よりも早い。

 Light Peakのデータ転送レートはUSB 3.0の2倍になると約束されており、この新技術が成熟すれば、USB 3.0の20倍もの速度に達する可能性もある。短期的に見てより重要なのは、Light Peakのケーブルが距離にして100メートル(328フィート)到達でき、直径も細く、軽くできる可能性があることだ。

 Light PeakはWintelプラットフォームにも導入されるだろうか。可能性はあるし、そのデータ転送能力は、USB 3.0を遙かにしのぐものになる。従って、USB 3.0がこれまでのUSBと同じように成功するかどうかは、まだ未知数だ。ただし、Light Peakの動向にかかわらず、USB SuperSpeedが今後何年間もの間、USBデバイスのデータ伝送速度に対する要求を満たすものであるということは言えるだろう。

 この記事の執筆に使用した資料は以下の通りだ。

注記

 Microsoftの計り知れない助けに感謝したい。

 5番目の項目「ケーブルと最大ケーブル長」についてだが、もしUSBプリンタを2つのコンピュータで共有したければ、USBスイッチと適切なUSBケーブルが必要になるだろう。

 私は新しいケーブルとコネクタの設計についてUSB-IFの作成した図を、いくつかこの記事に掲載したいと考えていた。また、High-SpeedやSuperSpeedのUSBデバイスを購入する際に探すべきUSBのロゴについても掲載したかった。しかし、USB-IFの図の使用は許可されなかった。もしこれらの図が見たければ、以下のリストから自分で見てもらうこともできる。これらの資料では、USB 3.0のケーブル、コネクタ、ソケットに加えられる変更を詳しく見ることができる。

 項目5「ケーブルおよび最大ケーブル長」と項目8「コネクタおよびソケットの種類」で参照したもの:

 SuperSpeed_USB_DevCon_Physical_Heck.pdf (PDF、2.33Mバイト)より

11ページ、USB 3.0 Cable Assembly (ケーブル断面図)

11ページ、USB 3.0 Cable Assembly (Type-Aコネクタピンの図)

 項目8「コネクタとソケットの種類」で参照したもの:

 SuperSpeed_USB_DevCon_Architecture_Overview_Dunstan.pdf (PDF、3.15Mバイト)より

9ページ、USB 3.0 Standard-A Connector

10ページ、USB 3.0 Standard-B Connector

11ページ、USB 3.0 Micro Connector Family

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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