USB 2.0と3.0について知っておくべき10のポイント

文:Alan Norton 翻訳校正:石橋啓一郎
2010-01-15 15:46:01
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8.コネクタとソケットの種類

 USB 3.0には多くのコネクタとソケットの種類がある。

  • Standard-Aコネクタおよびソケット
  • Standard-Bコネクタおよびソケット
  • Powered-Bコネクタおよびソケット(USB 3.0で新たに導入)
  • Micro-ABソケット
  • Micro-Aコネクタ
  • Micro-Bコネクタおよびソケット

 表Fには、USB 2.0およびUSB 3.0のソケットで使用できる、USB 2.0およびUSB 3.0のコネクタの種類をまとめた。USB 3.0の仕様のTable 5.1によれば、USB 2.0のソケットが利用できるUSB 3.0のソケットは、Standard-Aコネクタだけだ。

ソケットとコネクタの対応
図F

 USB 3.0で必要となった追加分のピンのために、新たな多層システムが開発された。この新たな設計に合わせて、Standard-Aコネクタは以前のものよりも若干長くなり、ソケットはやや深いものになった。Standard-Aのコネクタとソケットには、SuperSpeedモードのデータの送受信とアースのために5本のピンが追加された。

 USB 3.0の仕様では、USB 3.0のStandard-Aコネクタとソケットには、USB 2.0のStandard-Aコネクタおよびソケットと区別できるよう、青色を使うことが推奨されている。

 USB 3.0の仕様には、USB 3.0 Powered-BコネクタおよびUSB 3.0 Powered-Bレセプタブルと呼ばれる新たな種類のコネクタとソケットが含まれている。これらは、電源とアースのために2本のピンが追加されている以外は、USB 3.0 Standard-Bのコネクタおよびソケットと同じだ。このタイプは、ほかに電源がなくてもUSBデバイスに電力を供給できるように設計されている。USB 3.0 Powered-Bレセプタブルには、Standard-Bのコネクタも、Powerd-Bのコネクタも接続できる。

 Microシリーズのコネクタとソケットは、携帯型デバイスのために作られたものだ。エレガントな設計のStandard-Aのコネクタとは違い、Microコネクタとソケットは、2つのプラグとソケットが横に並べられているという複雑な設計になっている。そのうち1つがUSB 2.0のためのもので、もう1つがUSB 3.0のためのものだ。

 USB Standard-Aコネクタ、USB 3.0 Standard-Bコネクタ、USB 3.0 Microコネクタシリーズの図については、記事末尾の参考文献を参照してほしい。

9.ホットスワップ可能なデバイスとデータの破壊

 USBに関する記事を書く以上、データの破壊に関する問題に触れないわけにはいかない。データの書き込みが可能なUSBデバイスの取り外しは、適切に行われない場合、データの破壊を引き起こす可能性がある。データ破壊のリスクを最小限に止める方法が3つある。

  • 書き込みキャッシュが無効にしておく
  • デバイスのLEDが光っていないか注意を払う
  • デバイスの安全な取り外しを行う

 まず、そのUSBデバイスの書き込みキャッシュが無効になっていることを確認することだ。キャッシュの状態を確認するには、デバイスマネージャーを開き、USBデバイスを右クリックする。そして、ドロップダウンメニューから[プロパティ]を選択する(図G)。この例では、SandiskのCruzerフラッシュメモリについて調べている。

デバイスマネージャーでキャッシュ状態を調べる
図G

 次に、[ポリシー]タブをクリックする(図H)。ここで、[クイック削除(既定)]オプションが選択されているはずだ。もし選択されていなければ、これを選択しておくとデータが破壊されるリスクを減らすことができる。

ポリシータブ
図H

 第2のポイントは、デバイスのLEDに注意を払うということだ。一部のUSBデバイスでは、データの書き込みや読み出しが行われている時にはLEDが光るようになっている。簡単に言えば、LEDが光っているときにはUSBデバイスを外してはならない、ということだ。

 第3は、安全にデバイスの取り外しを行うことだ。おそらく読者は安全にUSBデバイスを外す方法を知っていることと思うが、念のために説明しておく。Windows 7で安全にUSBデバイスを取り外すためには、まずタスクバーの通知エリアに表示されている上向きの三角をクリックして、隠れているインジケーターを表示し、USBのアイコンをクリックする(図I)

隠れているインジケーターを表示させる
図I

 ここで、取り外したいUSBデバイスをクリックする。この例では、Cruzer Microを取り外す(図J)。

取り外すデバイスの選択
図J

 フラッシュメモリを取り外しても安全になったら、「ハードウェアの取り外し」という通知バルーンが表示される(図K)。

取り外せる状態になった
図K

 ご存じないかもしれないが、USBを取り外すには別の方法もある。エクスプローラーからフラッシュメモリを安全に取り外すには、そのフラッシュメモリに割り当てられた論理ドライブを右クリックし、ドロップダウンリストから[取り出し]を選べばよい(図L)。ただし、エクスプローラーから接続されているドライブを取り外す際には、複数のドライブを取り外す必要があるかもしれないことに注意する必要がある。

エクスプローラーからのデバイスの取り外し
図L

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