USB 2.0と3.0について知っておくべき10のポイント

文:Alan Norton 翻訳校正:石橋啓一郎
2010-01-15 15:46:01
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 USB 3.0に対する期待は非常に高かったが、ようやく市場に出回り始めた。一応は、だが。この記事では、現時点でUSB 3.0がどの程度利用可能か、そしてその仕様、恩恵、限界について説明する。

 USB 3.0がようやく登場した。延期と新たな仕様に関する宣伝が繰り返されたUSB 3.0は、本稿執筆時点においてようやく入手可能になり、新型のASUSGigabyteのマザーボードにも搭載される。ASUSはUSB 3.0をサポートするPCIe x4カードも発表しているが、このカードはBIOSをアップグレードしたP55シリーズのマザーボードでしか利用できない。Dane-Elecも外付けのSuperSpeed SSDドライブのシリーズと増設カード発表しているが、この高い性能を利用するためには非常に高い対価を支払う必要がある。

 悪いニュースもある。Intelは同社のチップセットでは、2011年までUSB 3.0はサポートしないと発表している。AMDも2011年まではUSB 3.0をサポートしないかもしれない。つまり、それまでUSB 3.0は主流にはならない可能性が高いということだ。

 現在のバージョンのWindowsはUSB 3.0をサポートしていないが、Windows VistaとWindows 7では今後アップデートかサービスパックでUSB 3.0がサポートされると思われる。Linuxのカーネルは、バージョン2.6.31でUSB 3.0をサポートしている

 USB 3.0がようやく登場したこのタイミングは、以前のUSBの仕様とUSB 3.0を比較するにはいいだろう。

 注意:私はこの記事の情報の正確さについては十分に気を配ったが、USBは複雑な技術だ。もしこの記事に誤りを見つけたり、追加情報があるようなら、フォーラムに投稿してほしい。この記事では、すべての例でWindows 7を使用している。

1.USB規格のリリース日

 USB(ユニバーサルシリアルバス)はシリアルデータ転送およびパラレルデータ転送プロトコルに代わるものとして開発された。USB 1.0が導入されたのは1996年1月だ。表Aをみてもらえばわかるとおり、USB 2.0の仕様がリリースされてから、かなり長い月日が経っている。

USB規格のリリース日
表A

2.USB 3.0における変更点

 USB 3.0はPC関係でここ数年もっとも期待されている変化の1つだ。主な変更点を以下にまとめた。

  • SuperSpeedモード。この新たな転送モードの最大転送レートは5Gbps(毎秒625MB)となっている。
  • デュアルバスアーキテクチャ。Low-Speed、Full-Speed、High-Speedの各モードで使われるバスに加え、SuperSpeed用のバスが追加された。
  • 通信方式に、ポーリングの代わりに非同期通知が採用された。
  • SuperSpeedモードは、半二重のデータフローから、全二重の双方向データフローに変更された。
  • ストリーミングがサポートされた。
  • Fast Sync-N-Goテクノロジ。
  • 供給される電源が大きくなった。
  • 電源管理が改善された。
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