グーグルのオープンソースは綱渡り--クリス・ディボナ氏インタビュー

文:Stephen Shankland 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-06-18 08:00:00
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--コードの特許や著作権の吟味は行っていますか。

 いいえ。それは法律部門の仕事です。それらのことを追跡するには、2つのルートがあります。入ってくるコードに対するオープンソースのライセンスに関する処理と、出て行くコードに対するオープンソースのリリースに関する処理です。法律はここで問題になります。特許は非常に難しい問題です。

--もし自分でオープンソース製品を維持していたりパッチを当てた経験があったりすれば、Googleに就職しやすくなりますか。

 もしオープンソース界で有名な人であれば、確かにそれは助けになります。もしその人が健全なオープンソースプロジェクトを持っていれば、おそらくそれも助けになるでしょう。採用委員会では、オープンソースに関する履歴を持っていれば非常に助けになります。その履歴をよく見ればいいのですから。面接もいいのですが、45分しかないので、あまり深く知ることはできません。その時間である人がどのくらいプログラミングや計算機科学で優秀かを知ることには限界があります。

--同様に、社交的な関係についてはどうですか。

 オープンソースはそういうことをすぐに明らかにします。コードを見ることができ、メーリングリストでの活動を見ることができ、現場でのユーザーからのバグや、現場のユーザーの問題をどう扱ったかを見ることができます。これは非常に有効なリソースです。

 Summer of Codeは人材募集プログラムではありません。もしそうだとしたら、あまりにも高くつくものだと言えます。昨年、われわれは900人の生徒が参加する200万行のオープンソースコードを作成しました。彼らのうち、プロジェクトを続けるのはおそらく3分の1程度でしょう。残りは大学に戻らなくてはなりませんから。

 2年から3年、このプログラムに参加している生徒も何人かいます。重要なのは、夏の間学生たちをサポートし、彼らが計算機科学とまったく関係のない仕事をするのではなく、プログラムができるようにするということです。今年はこのプログラムの4年目になりますが、95カ国の1109人の学生が参加する予定です。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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