「スパマーはその悪行を改めなければならない」(中国政府)

文:Tim Malone(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-04-02 08:00:00
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 3月24日付けのBBC Newsの記事によると、「中国政府は、国内の携帯電話ユーザーの約半数に不要な広告テキストメッセージが送りつけられたことを受けて、このスパム攻撃の調査を行っている。これらのテキストメッセージはChina Mobileと、同社を追う立場にあるChina Unicomのユーザーに対して送信されたものであり、受信したユーザーの数は2億人を超えた。中国当局は、スパマーに対して『その悪行を改めなければならない』と発言している」という。

 また同記事では、「国務院の管轄下にあり、悪行を改めさせるための部門の副長であるLiu Yue氏は『China Mobileは先日、スパムメッセージの蔓延を許す抜け穴が存在していたことについて謝罪した。国営通信社である新華通信社は、China Mobileがオンライン広告会社7社から送信されるテキストメッセージの遮断を約束したと伝えている。関連する機関が内省を深め、公共の利益に反して私利を追求するような悪行を改めるよう、われわれは強く要望する』と述べている」ということも伝えている。

 私は今日ずっと、スパムのことが頭から離れなかった。私の会社のサイトは3日前の夕方から、ディレクトリハーベスト攻撃とNDR(配信不能レポート)攻撃に遭っているのだ。使用しているスパムフィルタの通常設定では、NDRはすべて通過するようになっているため、こういった偽のNDRに対しては打つ手が存在していない。電子メールが不達になった場合、該当電子メールを送信したユーザーにその旨を知らせるためには、そういった設定にしておくしかないからだ。とは言うものの、今回の事態を解決するためには、SMTPゲートウェイですべてのNDRを遮断するという対策を採らざるを得なかった。

 使用しているスパムフィルタ(Commtouch)がこういったNDRを遮断できない理由を、多忙で、技術に疎い役員に説明しようとすることほどストレスの高い仕事はない。私は前回の記事(英語)でもスパムについて採り上げたが、役員にとっては偽のNDRもスパムも同様に遮断できるものに見えるのである。彼は偽のNDRを遮断するよう、しかもすぐに遮断するよう求めたのだ!その結果、従来のキーワードフィルタテクノロジに逆戻りする羽目になった。今では「すべての」NDRが--本物も偽物も含めて--遮断されている。

 われわれも中国政府を見習い、上記のBBCの記事で引用されているようなプレスリリースを発表すべきなのかもしれない。公共の利益に反して私利を追求するような活動は許されず、そういった悪行は改められなければならないということを、こういった卑劣なスパマーたちに気付かせるのだ。われわれのところに届く電子メールの数は1日当たり10万通にまで増えた。また、過去30日間では220万通にまで達している。そして、我が社が受信する電子メールの98%はスパムとして遮断されているのだ!

 あなたは、悪行を改めさせる国務院管轄の部門の副長といった肩書きを得ることについてどう考えるだろうか?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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