恥ずかしい英語の間違い10選

文:Jody Gilbert(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-04-01 08:00:00
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 最近では、キーボードを用いたコミュニケーションが増加傾向にあり、口頭でのコミュニケーションを凌ぐほどにまでなっている。そして、急いでいる場合にあわてて電子メールを書くと、タイプミスを犯したり、文法に力を入れなかったり(敢えてオブラートに包んだ表現にしている)、(敢えて自分の名前に大文字を用いなかった詩人の)e.e. cummingsのように小文字しか使用しないことも多いはずだ。これはありがちなことであり、別に大騒ぎするほどのことでもない。しかし、書く内容について誤解のないようにしたり、プロフェッショナルなりの知性をうかがわせようとするために注意を払い、間違いを避けようとする場合もあるはずだ。口頭のコミュニケーションではたいていの場合、言い間違いをしてもそのまま逃げおおせることができる。あなたの同僚は「あの人は今、(regardlessと言うべきところを)『irregardless』(不無頓着)と言ったのでは?」と思うかもしれないが、会話はそのまま続き、こういった言い間違いはそのままにしておかれ、運が良ければ忘れてもらえるだろう。

 しかし、書面でのコミュニケーションの場合には、そうはいかない。電子メールや掲示板への投稿、レポート、メモ、その他の仕事上のドキュメントで文法上の間違いを犯してしまうと、もうそれを打ち消す術はない。そして、不注意であるということや、無知であるということが公式に記録される羽目になってしまうのだ。そして最悪なことに、こういった間違いは、編集者や語学の達人、スペリングコンテストの出場者でなくても見つけることができるのだ。これらの間違いは、ディスプレイ上でもぞもぞと動き出したかと思うと、飛び出してきて読み手を捉える術を身に付けているのである。

 このため、Wordには赤い下線で「スペルの間違いを叱責する」機能があり、Outlookには「送信前にスペルチェックを実行する」オプションがあるわけだが、それでも間違いが入り込んでしまうのだ。タイプミスを見つけることは簡単である(とは言うものの、誰しもが見つけるわけではない)。問題になるのは、スペルチェックで見つけることができず、読み手が書き手の知性を疑ってしまうような間違い--つまり単語のスペルは正しいものの、その用法が間違っているという間違い--なのだ。以下に、恥ずかしい間違いを10個挙げ、その内容を簡単に説明している。

#1:Loose と lose
(looseは「緩くする」、loseは「失う」という意味である)

誤:I always loose the product key.
      私はいつもプロダクトキーを緩くしてしまう。

正:I always lose the product key.
      私はいつもプロダクトキーを失くしてしまう。

#2:it's と its、そして問題外のits'
(it'sはit isの短縮形で「それは〜です」という意味であり、itsは「その」という意味であり、its'は英語としてありえない)

誤:Download the HTA, along with it's readme file.
      (文法上意味をなさないが、あえて訳すと次のような意味になる)
      HTAを、それはreadmeファイルであるとともにダウンロードしてください。

正:Download the HTA, along with its readme file.
      HTAを、そのreadmeファイルとともにダウンロードしてください。

誤:The laptop is overheating and its making that funny noise again.
      (文法上意味をなさないが、あえて訳すと次のような意味になる)
      ノートPCがオーバーヒートしている。その製作また例のおかしな音。

正:The laptop is overheating and it's making that funny noise again.
      ノートPCがオーバーヒートしており、また例のおかしな音を出している。

#3:they're と their と there
(they'reはthey areの短縮形で「彼らは〜です」という意味であり、theirは「彼らの」、thereは「そこに」という意味である)

誤:The managers are in they're weekly planning meeting.
      (文法上意味をなさないが、あえて訳すと次のような意味になる)
      マネージャーたちは中にいる。彼らは週次のプランニングミーティングである。

正:The managers are in their weekly planning meeting.
      マネージャーたちは彼らの週次のプランニングミーティング中である。

誤:The techs have to check there cell phones at the door, and their not happy about it.
      (文法上意味をなさないが、あえて訳すと次のような意味になる)
      技術者らはそこで預けなければならない。入り口の携帯電話。彼らの否定はそれについて満足している。

正:The techs have to check their cell phones at the door, and they're not happy about it.
      技術者らは入り口で携帯電話を預けなければならず、彼らはそれについて不満に思っている。

  • コメント(3件)
#1 ashuold   2008-04-02 10:51:41
"hit and miss"の事例があります。パチンコで突然確変はあたりですが、玉が出ないあたりです。そういう意味では当たりでもはずれです。以上
#2 hiro31   2008-04-02 11:20:06
日頃から聞くたびに頭にくる表現があります。
待ち行く人に英語能力を高めたいかと聞けば、おそらく殆どの人がYESと答えるでしょう。
しかし、現在の多くの日本人が、中学1年生レベルの英語の使い方が出来ていないのです。
その表現と言うのは"my"です。
なんでもやたらに"マイ"を付ける。
最近はエコロジー運動よろしく、マイバッグの持参をしましょうと呼びかける。
昨日もスーパーで、”マイバッグをお持ちですか?”と聞かれました。
その人に会ったのは初めてです。
何故知らない人のバッグを持っていると彼女は考えるのか?
どろぼう扱いされているのか?(少々大げさですが)
中学1年で、”my"は”私の~”と習うはずです。"自分の~"ではない。

マイカー、マイハウス、マイシューズ、マイボール、マイブーム・・・
数え上げたらきりがないですが、こんな風に日頃から間違った英語を使っているのですから、日本人が概して英語が不得意なのは当たり前なのでは?
#3 Thomas   2008-04-02 14:09:57
different than は時々目にします。
「ら」抜き言葉ではありませんが、一部ではもう市民権を得つつある表現なのかと
思っていました。
(「ら」抜き言葉が地域によっては伝統的な言葉であることは承知しています。
あえて例えに使いましたが、お気に触った方があればお詫びします。)
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