CIOやITマネージャーを悩ませた2007年10大項目

文:Jason Hiner(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-01-21 08:00:00
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第3位:幹部会議への出席権を手に入れる、あるいはそれを維持する

 CIOという肩書きを設ける主な目的は、IT部門の長に対して、企業の戦略計画が検討、決定される幹部会議への出席権を与えることにある。テクノロジはビジネスにおける主な原動力であり、多くのイノベーションの青写真の一部でもあるため、IT部門の代表者を会社の幹部に据えることは理に適っている。10年前には、CIOを雇用する動きが盛んだった。しかし、CIOの輝きはここ5年間で失われてきている。IT部門のなかには、今では最高執行責任者(COO)の管轄する部門として扱われ、COOを通じて幹部会議に報告するようになっているところもある。企業がCIOを置いているかどうかにかかわらず、IT部門の幹部の少なくとも1人は、企業における高いレベルの戦略会議に出席できるようにしておくべきである。


第2位:コンシューマーテクノロジが職場に持ち込まれる

 以前の記事「Sanity check: The six consumer technologies that are destroying traditional IT」(サニティチェック:従来のITを破壊する6つのコンシューマーテクノロジ)で述べたように、IT部門に一切相談することなく、従業員が自らの仕事を楽にするテクノロジを手に入れることは、かつてないほど容易になってきている。問題は、こういったテクノロジの多くが企業ポリシーに準拠しておらず、セキュリティや法令遵守におけるリスクとなりえるという点にある。従業員がこういったコンシューマーテクノロジを利用するようになる理由は、ユーザーから出される多くの要求に対して拒否したり、対応が遅かったりするIT部門に協力してもらうよりも、迅速かつ簡単だからである。この問題の根底にはIT部門とユーザーとの間の断絶があり、それはこのランキングの第1位と直接関係している。


第1位:IT部門を変革し、サービスの提供を行う組織であると位置付ける

 IT部門は昔から、自分たちをコンピュータネットワークの監視人であり、企業のテクノロジ資産の保護者であると考えてきた。ユーザーとの関係について言えば、IT部門はしばしば、ユーザーを守るのはユーザーのためであると考えてきた。このアプローチは「ネットワーク上で神のように振る舞う」と呼ばれてきており、かつてはIT部門がそういった目的を持っていたと言ってもよいかもしれない。しかし、2007年には多くの企業が、こういったアプローチを根本的に変える必要性について認識し始めた。優れたIT部門統括者は自らの部門が注力する対象を、ビジネスを推進するものとしてテクノロジを利用することや、ユーザーに本当に奉仕するとともに彼らとパートナー関係を築くことや、ITポリシーとそれを遵守しなかった場合のリスクについてユーザーを教育することに振り向けようとしている。


 このランキングは、あなた自身が2007年に直面した問題と比べてどうだっただろうか?あなたにとっての第1位は何だったのだろうか?このランキングに含まれていないものの、あなたが直面した重要な問題があれば、コメント欄で教えてほしい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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