フリーライドから一歩進んで大人になろう--オープンソース支援のためにできる10のこと

2008-01-15 08:00:00
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4.コーディングを学ぶ

 ほとんどの人々にとってこれは大変なことであり、多くの人々にとって、コーディングの熟達は実際に自分が割ける以上の時間を要することだろう。しかし、これはオープンソースの世界での話であるため、例えばカーネルプログラマー向けのkernelnewbies.orgなど簡単にアクセスできるリソースが存在しているのだ。また、あなたがどういったプログラミングに興味を持っていようとも、それに関するリソースは他にもたくさん存在しているはずだ。「独習」とプログラミング言語名をキーワードにして検索し、自分にあったものを選んでほしい。

 とは言うものの、ソフトウェアを開発し、リリースにまでこぎ着けるには、コーディングのみならず多くのことが必要となる。Cox氏は「翻訳や設計、ユーザビリティといった仕事も同様に重要である」と述べている。

5.ドキュメント作成やデバッグに貢献する

 ソフトウェアのドキュメント作成も、あなたが貢献できる分野であることは確かだ。この分野は以前から貢献者が最も必要とされており、協力するのは簡単なのに、どうしたことか貢献者不足なのだ。あなたはソフトウェアの1ユーザーとして、そして答えを見つけるためにフォーラムに参加しなければならなかったユーザーとして、そのソフトウェアがどう動作するかを(おそらくその開発者よりも)自分はうまく説明できるとわかっているはずだ。Cox氏は「ドキュメント作成には誰でも参加することができるが、いつも人手が足りない」と述べている。

 あなたの母語が英語ではない場合、オープンソースにはあなたが大きく貢献できる分野がある。それは翻訳だ。翻訳は、少しの作業を行うだけでも、今後長きにわたって貢献できる分野なのだ。

6.オープンソースのイベントに参加する

 オープンソースに関わる他の人々とオンラインで会うのはたのしいことだが、そういった人々と実際に顔を会わせるのはもっと実りがあることだ。あちらこちらでオープンソースのイベントが開催されているので、あなたの興味分野がその対象となっているかどうかを調べてみよう。さまざまなレベルでコミュニティとの関わりを深めるほど、自らのスキルを活かせる道がより多く見えてくるようになる。そして、自分に必要な支援やアイデア、創造的な解決法を得やすくなるのだ。

7.口だけではなく、お金を出そう

 開発や宣伝活動に貢献しよう。多くのソフトウェアが半ばボランティア活動で開発されており、寄付のお願いは冗談として掲載されているわけではない。使ってみて気に入ったソフトウェアがあった場合、妥当な対価--あなたが節約できたものに相当する金額--を開発者に支払ってみてはどうだろうか?

 しかし、これはオープンソースの世界での話なので、金銭がすべてというわけではない。Cox氏も「多くの人が金銭よりもコードで貢献することを好むし、自発的に集まってプロジェクトを構成している場での金銭の扱いは難しい問題になりうる」と述べるとともに「イベントで彼らみんなにビールやピザをふるまう方がずっと好ましい」と述べている。また、「ありがとう」の一言はいつも歓迎される。

 有料のイベントに参加したりグループに参加したりすることで、オープンソースに貢献してくれそうな人々に資金を提供することもできる。

8.オープンソースモデルを利用したソフトウェア以外の方法にも目を向ける

 例えば、Wikipediaはオープンソースのアプローチを知識に応用したものであり、誰でも参照し、貢献することのできるナレッジベースである。

 これには弱点ととんでもなさが存在しており、Wikipediaは特に「カルトな」雰囲気を有しているものの、あなたが次にオープンソースのナレッジベースを利用する際には、その記事をより良いものにすることで貢献してみてはどうだろうか?あなたは、他の人が持っていないような専門知識を持っているかもしれないし、間違いを見つける鋭い目を持っているかもしれない。あるいは少なくとも、こういったことがどう機能しているかという感覚を得るためにディスカッションページ(ウィキペディア日本語版では「ノート」)を見てみよう。

 また、Groklawにも目を向けてほしい。これは、複雑な法的問題を理解しやすいものとするためにオープンソースのコンセプトを適用した、革新的なサイトである。多くの企業が、従業員の頭の中に詰まったままになっているすべての知識を記録するという明確な意図を持って、社内wikiをや社内フォーラムを立ち上げている。

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