バッチアプリケーション開発ツール「101will」のフリー版を活用する

兒玉敏幸(101)
2008-10-15 20:46:01
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4. データ構造の変更

 101will製品版には「構造変更」のためのコンポーネントがあるのですが、フリー版でも構造を変えるような処理を実装することができます。

2-4-1. 「データ抽出」を使って構造変更

 EMPテーブルとDEPTテーブルを組み合わて、社員番号、氏名、役職、部署名、場所という構造のデータを作る方法を説明します。ここではempdept.xlsを作成します。

empdept.xlsを作成 empdept.xlsを作成

 「共通情報」シートは下図のように設定してください。

「共通情報」シートの設定 「共通情報」シートの設定

 次に「データフロー」シートを図のように設定し、「シートの作成」ボタンをクリックしてください。その後、作成された各シートを図のように設定してください。

 「データ抽出_1_4」シートで構造を変更するためのSQL文を直接記述しています。

 101willでは「対象シート」のセルに自由にSQL文を記述することができるため、SQLを記述できる方はこの例のようにデータ構造を変更することも可能です。

 中間テーブルは[プロジェクト名]_[コンポーネント名]_[座標]のような形式で作成されます。この例では「データ抽出_1_2」で作成された中間テーブルにアクセスするため「EMPDEPT_データ抽出_1_2」と指定しています。

 ファイル出力するために下図のような構造定義シートが必要です。「ファイル出力_1_6」ではEMPDEPTと指定してますのでシート名を合わせてください。

 実行すると次のようなCSVデータを出力します。

7698,"BLAKE","MANAGER","SALES","CHICAGO"
7782,"CLARK","MANAGER","ACCOUNTING","NEW YORK"
7839,"KING","PRESIDENT","ACCOUNTING","NEW YORK"

4-1. 一時表と自律型トランザクションの利用

 「共通情報」シートの「トランザクション属性」の値を「全体」に設定してください。

「共通情報」シートで設定 「共通情報」シートで設定

 設定したら保存後、「スクリプトの作成」をクリックしてください。

 データ抽出で使われる中間テーブルは一時表となり、自律型トランザクションとして実行されるように設定されたスクリプトが出力されます。

 このように、101willでは中間テーブルで使うテーブルを永続表から一時表へ簡単に切り替えることが可能です。もちろん一時表から永続表に戻すのも「共通情報」シートでの指定を戻すだけです。

 開発・デバッグ時には永続表で実行し、運用時は一時表を活用するといった切り替えが簡単に、そしてロジックなどに一切触れずにできます。

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