Oracle Database 11g Release 2で注目すべき10+1の新機能:askTom Live

杉山貴章(オングス)
2010-02-10 17:54:03
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 日本オラクルは2月9日、技術者向けカンファレンス「データベース・アーキテクト・サミット - askTom Live」を開催した。

 本カンファレンスの主役は、米Oracle サーバー・テクノロジー部門 シニア・テクニカル・アーキテクト兼エバンジェリストのTom Kyte氏。「11 things about Oracle Database 11g Release 2」(※註)をテーマに講演。Oracle Database 11g R2で注目すべき11(10+)の技術について解説された。

※註:当初は「10 things about Oracle Database 11g Release 2」というタイトルだったが、講演時のスライドでは「10 things」に斜線が引かれ「11 things」と書き換えられていた。

 なお、本公演に先立って行われたKyte氏の講演は、「開発者のためのワーストプラクティス:Ask TomがLiveイベントとして上陸」として掲載している。

Tom Kyte氏が運営する「Ask Tom」では世界中のオラクル技術者から質問が寄せられる Tom Kyte氏が運営する「Ask Tom」では世界中のオラクル技術者から質問が寄せられる

Oracle Database 11g R2で注目すべき10+1の技術

 米Oracleの発表によれば、Oracle Database 11g R2には実に200を超える新機能が含まれているという。その中でKyte氏が紹介したものは、同氏自身が「ここで紹介する技術は(OracleのCEO)Larry Ellisonがステージで語るような類のものではなく、もっと技術的に深い内容になります」と前置きしているように、特に現場のデータベース管理者やアプリケーション開発者が知っておくべき類のものである。

1. Do it yourself Parallelism

 ビルトインのパッケージを使うことによって、簡単に並列処理を実現できるようになった。この機能によって、ある命令を実行するのに、それを任意の数の処理に分割して個別に実行することができる。並列に実行する処理の個数を指定することもできるので、例えば「10個に分割して1個ずつ順番に実行する」といったことも可能。

2. Analytics are the coolest thing to happen to SQL since the keyword SELECT

 Oracle Database 11g R2では「ListAgg」という関数が追加された。ListAggはグループ化された行に存在する一連の値を1つのリストにして出力する機能を持った関数であり、集約関数や分析関数によって集約された値の内訳を簡単に出力することができるようになった。従来でもsys_connect_by_path関数による階層問い合わせなどによって同様の処理が実現できたが、ListAgg関数によってこれが飛躍的に簡単になったという。

3. Execute on a directory

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