PostgreSQL 8.3リリース:最大30%の速度向上

原井彰弘
2008-02-05 11:07:01
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 PostgreSQLグローバル開発グループは2月4日、リレーショナルデータベース管理システム「PostgreSQL 8.3」をリリースした。

 PostgreSQLは、多機能なことで知られるオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)。オブジェクト指向の要素も取り入れられているため、「オブジェクト指向リレーショナルデータベース管理システム」と呼ばれることもある。

 今回リリースされた新バージョンでは、さまざまな新機能が追加や性能の改良が行われている。

 まず、新機能に関しては、ANSI標準のSQL/XMLがサポートされたほか、テキスト全文検索ツール「TSearch2」が統合されて全文検索の利用が容易になった。また、セキュリティサービスのAPI「GSSAPI」(Generic Security Service Application Programming Interface)や、安全な接続を提供する「SSPI認証」(Security Support Provider Interface Authentication)のサポートも行われた。その他にも、UUID(汎用一意識別子)やENUM(列挙型)、複合型の配列といった新規データ型が追加されている。

 一方、性能面に関しては「ヒープオンリータプル」という機能が実装され、頻繁に更新されるタプルにより素早くアクセスすることが可能になったほか、分散チェックポイント機能によってチェックポイントが応答時間に与える影響が軽減された。そのほかにも、性能面での改良がなされており、トランザクションの処理が全体として5%から30%程度高速化されたという。

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