Windows 8登場!--速度、信頼性、セキュリティなど企業向け機能を強化
日本マイクロソフトは10月26日、Windowsオペレーティングシステム(OS)の最新バージョン「Microsoft Windows 8」の提供を開始。全世界で1000種類、日本国内でも250種類のWindows 8搭載PCおよびタブレット端末がパートナー各社から発売された。また既存のPCをWindows 8にアップグレードするためのパッケージ製品の販売も開始されている。
Windows 8は、タッチ操作に対応したWindows OSの最新版。スタート画面が、デスクトップタイルと呼ばれるアプリケーションの集まりに一新されている。このデスクトップタイルには、メールやブラウザ、ニュースなどのアプリケーションが割り当てられており、タッチ、マウス、キーボードをシームレスに組み合わせて操作できる。
ビジネス向けの機能としては、Windows 7のほとんどのアプリケーションと互換性があるほか、速度、信頼性、セキュリティなどが拡張されている。またモバイル環境での利用が強化され、利用可能なWi-Fiスポットへの自動接続や、USBデバイスを接続することでセキュアに企業システムを利用できるWindows To Goなどの機能が搭載されている。
またWindows 8では、クライアント仮想化テクノロジーであるMicrosoft Hyper-Vを搭載。たとえば開発者は、1台のPC上にテスト用の仮想クライアントを複数立ち上げ、それぞれの仮想クライアントで別々のアプリケーションを開発、テストすることも可能で、1台のPCでより効率的な開発環境を実現することができる。
代表執行役 社長、樋口泰行氏は、「Windows XPのサポートが2014年4月で終了するため、Windows 7、またはWindows 8に移行することが必要だが、Windows 7とWindows 8の互換性は高く、どちらに移行しても問題はない。しかしWindows 8では、Windows To Goや仮想化など多くの新機能が搭載されており、BYODシナリオにも対応できる」と話す。
BYOD(Bring Your Own Device)は、本来はレストランにワインを持ち込むという意味で使われている言葉だが、IT業界では企業システムに個人所有のPCを接続して業務に利用するという意味で使われている。BYODの実現には、企業情報が漏えいしない仕組みが必要であり、Windows 8ではそのための機能やセキュリティなどが強化されている。
秋葉原で開催されたWindows 8の発表会では、ASUS JAPAN、NECパーソナルコンピュータ、エプソンダイレクト、KOUZIRO、ソニー、デル、東芝デジタルプロダクツ&サービス社、日本エイサー、日本ヒューレット・パッカード、パナソニック、富士通、マウスコンピューター、レノボ・ジャパンの13社がWindows 8搭載PCやタブレット端末を展示している。
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