やました たつを(フリーライター)

クラウド環境に発生する問題を30分前に検知--日本HPがHP Service Intelligenceを発表

2012-03-08 20:00:00

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は3月7日、クラウド、仮想化環境における性能の将来予測を可能にするインテリジェントな分析ツール群「HP Service Intelligence」の販売を開始したことを発表した。


 HP Service Intelligenceは、問題発生を予測分析し、ビジネスへの影響を最小限にする「HP Service Health Analyzer」、変化するITリソースを視覚化、最適化する「HP Service Health Optimizer」、パフォーマンス情報を集約し、多角的にレポーティングする「HP Service Health Reporter」の3つの製品で構成されている。


 HP Service Intelligenceは、2011年10月に発表された統合IT運用管理ソリューション「HP Business Service Management 9(HP BSM 9)」拡充するもの。HP BSM 9のリアルタイム運用データベース「Run-time Service Model」に蓄積されたデータを、分析、加工することで、IT環境に発生する問題を事前に予測し、対処することを可能にする。



 執行役員 HPソフトウェア事業統括、中川いち朗氏は、「従来のパフォーマンス管理ツールでは、クラウド環境、仮想化環境において、問題を事前に警告したり、過去の類似の問題を解析したり、しきい値を自動設定したり、運用を自動化したりすることができなかった」と話す。


 これらの問題を解決するために、HP Service Health Analyzerに実装されているのが、「Run-time Anomaly Detection Engine(RAD Engine)」である。RAD Engineは、HPが独自に開発したアルゴリズムに基づき、統計理論を駆使し、学習した周期性とトポロジー特性から異常値を抽出することで、障害の事前予知を可能にする。


 米国の通信事業者であるSprintでは、HP Service Health Analyzerの採用により、パフォーマンスに関する問題の発生を30分前に検知。ビジネスへの影響を回避できるようになった。また、しきい値のメンテナンスも不要で、自動的に問題を検出できるので、運用の作業負荷を大幅に軽減することが可能になっている。


 中川氏は、「CIOの悩みは、ITコストの最適化やクラウドなどの最新技術をいかに取り込むかということ。中でも仮想化は避けて通ることができず、管理の見える化、最適化が不可欠になる。ITのトラブルはビジネスに直結することから、リスクを最小限にすることが重要であり、HP Service Intelligenceは最適なソリューションとなる」と話している。


 税別価格は、HP Service Health AnalyzerおよびHP Service Health Reporterが、それぞれ50ノードで800万円、追加50ノードが48万円、HP Service Health Optimizerが50ノードで480万円、追加50ノードが80万円。詳細は、日本HPのウェブサイトで紹介されている。


 

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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