やました たつを(フリーライター)

シマンテック、バックアップを100倍高速化する「Symantec NetBuckup 7.5」を発表

2012-02-23 21:30:00

 シマンテックは2月23日、データ保護ソフトウェアの最新版である「Symantec NetBuckup 7.5」を発表した。3月6日より、富士通、日立製作所(日立)、NECなどの販売パートナーを通じて提供を開始する。ライセンス価格は、最小構成で62万円より。シマンテックでは、対前年比で2桁増の売上を目指している。



 シマンテックの代表取締役社長、河村浩明氏は、「我々のバックアップソリューションは、グローバルでは市場シェアナンバーワンだが、日本ではCAに次ぐ第2位。しかし年々その差は縮まっており、2012年はパートナー企業とともにナンバーワンを目指したい。NetBuckup 7.5はその原動力となる」と話している。


 NetBuckup 7.5は、さまざまなOSやハードウェアが混在する異機種混在環境における企業データの保護とリカバリ機能を提供する大規模システム向けのバックアップソフトウェア製品。最新版では物理環境と仮想環境の統合やバックアップ時間の大幅な短縮、スナップショットとバックアップの連携など、さまざまな機能が強化されている。


 たとえば物理環境と仮想環境の統合では、VMwareとHyper-Vによる仮想環境のデータ保護において、X線(X-Ray)のように透過的に仮想マシンの状態を可視化できる「V-Ray」テクノロジを機能拡張している。これにより、物理環境と仮想環境の一元的なデータ保護ときめ細かいリカバリ(Granular Recovery)を強化している。


 またバックアップ時間の大幅な短縮では、差分・増分バックアップからワンポリシーでフルバックアップを作成する「NetBuckup Accelerator」機能を新たに搭載。フルバックアップにかかる時間を、差分・増分バックアップ程度に短縮した。シマンテックの検証結果では、100分の1以上の時間短縮が期待できるという。


 さらにスナップショットとバックアップが別々に行われているために、データ保護が煩雑化していた問題を、新たに追加された「NetBuckup Replication Director」により解決。スナップショットとバックアップの管理を統合し、単一のコンソールで一元的に管理することで、管理の煩雑さを解消し、管理コストを低減できる。



 米Symantecの情報管理グループ担当シニアバイスプレジデント、Deepak Mohan氏は、「NetBuckup 7.5の提供により、急増するバックアップの運用コストをコントロールできる。これにより、バックアップに関わる運用コストを5年間で80%削減するという、データ保護を革新する計画に取り組んでいく」と話している。


パートナーとの協業がNetBuckup成功の鍵


 NetBuckup 7.5の発表にあたり、販売パートナーである富士通、日立、NECの代表者が登壇。バックアップソリューションに関するシマンテックとの協力関係と、今後の取り組みについて明らかにした。各社の取り組みは、次のとおり。



 富士通のIAサーバ事業本部 本部長、近藤博昭氏は「シマンテックとは1994年から協力関係にあり、2009年よりグローバル・ストラテジック・パートナーとして協力している。2012年は世界5カ国のデータセンターにシマンテック製品を展開する予定。またサーバ、ストレージ、とのトータルソリューションも計画している」と話す。



 また日立のRAIDシステム事業部 事業部長、岩崎秀彦氏は「統合運用システム管理のJP1で、JP1/VERITASとしてNetBuckupを展開している。今後は、Harmonious CloudにJP1/VERITASを適用するほか、Storage FoundationとNetBuckupを連携し、日立データシステムズとともに、グローバルに展開していく計画」と言う。



 NECのプラットフォームマーケティング戦略本部 本部長、秋本富士夫氏は、「NECとシマンテックは、2011年12月にNetBuckupとiStorage HSシリーズを連携し、バックアップ時間を80%、リソースを50%削減できるスマートバックアップソリューションを発表した。今後は、サーバ、ネットワークも含めた仮想化を両社で推進していく」と話している。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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