やました たつを(フリーライター)

リアルタイム分析とヒストリカル分析を両立--サイベースの金融市場向け統合分析プラットフォーム最新版

2012-02-22 01:00:00

 サイベースは2月21日、金融市場向け高速データ分析プラットフォーム「Sybase RAP - The Trading Edition」が統計解析用プログラミング言語「R」に対応したこと、および金融市場向けリアルタイムデータ分析エンジンの最新版「Sybase Aleri Event Stream Processor(ESP)5.0」の出荷を2012年3月下旬より開始することを発表した。


 サイベースは、全世界で1700以上の金融サービス顧客にテクノロジを提供してきた実績を持つ。特に証券市場は、サイベースにとって非常に重要な市場の1つであり、ウォールストリートにおける55%以上のトレーディング/ディーリングシステムで、サイベースのテクノロジが採用されている。


 これまでは、トレーディングなどのフロントシステムを中心に製品化してきたが、現在ではリスク管理や市場データ利用/取引事前分析、履歴データ蓄積などのミドルオフィスやバックオフィスにも製品開発の分野を拡大。高速データのキャプチャからリアルタイムの分析、そしてシステム連携による多角的アドホック分析まで幅広い製品を展開している。



 サイベースの代表取締役社長、早川典之氏は、「金融市場向けの取り組みは、欧米の金融サービス顧客が集まるFinancial Advisory Committees(FAC)の要望を具現化したもの。Sybase RAPおよびSybase Aleri ESPも同様のプロセスで開発された。今後も定期的にフォードバックを受け、必要な機能を拡張していく予定だ」と話す。


 Sybase Aleri ESPは、ミリ秒単位で流れる大量の金融取引データをデータベースなどに蓄積することなく、リアルタイムに統合し、瞬時に意思決定を可能にする。一方、Sybase RAPは、市場データの高速な格納と検索を実現。R言語をサポートしたことで、より広い分析担当者やビジネスアナリストの統計解析業務を支援することができる。



 米国Sybaseのマーケティング担当シニアディレクター、Neil McGovern氏は、「Sybase Aleri ESPとSybase RAPを組み合わせることで、リアルタイムとヒストリカルの両方をサポートする統合分析プラットフォームを実現可能。高速なストリーミング市場データの分析からトレードのライフサイクルにわたる分析まで、あらゆる金融機関に展開できる」と話している。


 サイベースでは、Sybase Aleri ESPおよびSybase RAPを、国内パートナー企業を通じて日本市場に展開していく計画。また、既存のパートナー企業への技術支援や営業支援を強化するとともに、金融市場に強い、新たなパートナー企業との協力関係も築いていく予定としている。



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※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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