ベイダー卿

Windows7でフェスティバル!

2009-10-08 12:58:43

 
コーホー、コーホー、こんにちは、台風が思いっきり上陸して、えらい騒ぎになっているのに、なんとなく風邪気味な自分のほうが気にかかる、ベイダー卿です。

 

前回は、Windows7が出たら、とりあえず1週間だけで良いから、とにかく盛り上げてくれ!ということで、書いてみましたけどね。

まあ、やっぱりダメなんだろうなぁと思うわけですよ。

もちろん、Windows7を盛り上げるような、肯定的な記事もたくさん見ましたけどね。

でも、実際、すでに否定的記事も、山ほど見ちゃいましたしね。

これが、発売日に向かって増えるのは、フォースの示すところでもありますし…。

僕だって、現実が見えないわけじゃない。

やっぱり、共和国よりも銀河帝国のほうが断然良いよなぁなんて、政治にもかなり関心持っちゃったりするくらいの現実主義者な僕ですよ。

だから、今回もきっと”Windows7に移行しない10の理由”とか、そういう類のエントリーが、はてブなんかでブックマークされてしまうのも予測できるわけでしてね。

それは、仕方が無いのかもしれない。

でも、やっぱり僕としては、華の無い、賑わいの少ないIT業界のために、この機会を借りて、なんとか盛り上げたいわけですよ。

だから今回は、新しいOSっていうのはいったいどんなものなのか?と言うのを書いて、せめて3日間だけでも、悪評を書くのを待ってもらえるように頑張ってみたいと思うわけです。

ちなみに、Snow Leopardなんて、出てましたから、MacOSで書いても良かったんですけどね。タイムリーですし。

でも、どう考えても盛り上げるのが下手なのは、Windowsの方ですし、使ってる人も多いですから、

特別Windowsが好きなわけでは無いですけど、今回は、セブン用ということで、書いてみることにしたいと思うわけです。

 

で、まず、OSって言うのは、評論する立場から見ると、そもそも何なのか?ってことなんですけどね。

僕が思うに、「過去と戦うために未来を詰め込んだパンドラの箱」だと思うわけです。

OSのこと考えてみてください。

新OSが出ました!といった瞬間、あなたは何に注目しますか?

やっぱり、これまでのOSと何が違うのか? そこじゃないですかね?

わかりやすく言えば、零式にHOSが載りました!って言ったら、やっぱり98式イングラムと比べるわけですよ。

箱舟で戦わせてみたくなるわけですよ。そして、

香貴花 「機体を捨てて逃げなさい野明、これには勝てないわ!」

なんて、言われちゃうわけですよ。

そう、それが過去との対峙。

新OSが評論界でまず戦わないといけないのは過去のOSなんですよ。

しかも過去のOSにはすでにシェアがある。つまり便利に使ってる人、保守勢力が多いわけ。

となると、新しいOSが出ると必ずそれを叩く悪評が出るというのは、もう説明するまでも無い必然なんですね。

しかも、新しいOSが出れば出るほど、戦わないといけない敵、過去のOSは増えてくるのです。

Vista、散々に叩かれましたよね?

でも、それは戦う相手が、XPだの、2000だの、98だの、95だの、実績のあるOSがたくさんあったからですよ。

確かに古くなりすぎると、戦う相手としては役不足かもしれないですけれども、XPや2000の戦闘力はVista発売時でもかなり高かった。

その上、慣れ親しんだユーザーも多い。

だから、それに打ち勝つのは容易じゃなかったわけです。

次のOS、Windows7もやっぱり、過去と戦う宿命にある。

今度は、Vistaまでもが敵に回るわけです。

もうね。新OSっていうのは、評論界において、過去と戦う宿命からは逃れられないのですよ。

新しいほど敵が多く、不利になるという、悲しい運命。

汎用人型決戦兵器に乗って世界の運命を背負わされるより、よっぽど重いわけですね。

 
そして、そんな新OSにはもう一つの大きな使命が課せられている。

それは、常に未来を予測して作られなければならないということ。

例えば、XP。

発売当初はメモリーを3GBも積んでる一般向けパソコンなんてまず無かった。

CPUだってシングルコアが当たり前。

マニアックな人がCPUを2台積めるマザーボードなんかを使ってたくらいの時期ですよ。

それでも、XPは3GBくらいのメモリには対応し、完璧とは言えないかもしれないけれども、複数コアのCPUをコントロールできる。

現状のハードウェアにもなんとか通用して、役目を果たしてる。

今はエントリーモデルのパソコンでさえも、デュアルコアCPUなんかを積んで、メモリも1Gくらいはあったりするし、3GBくらいまで増設する人だって少なくない。

それでも、XPは動く。

XPが発売時点でそれなりに未来を見据え、それに対応していたから可能なわけです。

でも、それが限界に近づいて来てるから、そろそろ変えようぜ、というのがOSの進化というわけですね。

だから、新OSというものには、常に、未来へのビジョンが詰まってる。というか、真空圧縮袋に入れてでも詰め込んでおく必要がある。

でもね。

OSを作るのって神様じゃないですからね。

「未来って言われてもね…」ってことになるんですよ。

ハードウェアに関しては、容量が大きくなるとか、スピードが速くなるとか、コアが増えるとか、そのくらいですし、

有名なムーアの法則なんかもありますから、なんとなく未来は予測できそうなんですけれど、

どんなソフトウェアが出てくるのか?という未来予測は難しい。

さらに、使う人間のニーズやトレンドの変化を先読みするのは神業にも等しい行いなわけです。

それでも、新OSには、未来を詰め込まないといけないのですよ。

どんな未来であろうとも、未来を詰め込まずに新OSを売ることは出来ない。

それが宿命なのです。

夢なのです。

アメリカンドリームなわけですよ。

そして、当然ながら、詰め込んだ未来が全て、ユーザーの幸福につながってるとは限らない。

間違ってたり、笑いものになってたり、坊やだったりと、嘲笑されるネタになったりもする。

例えば某OSについてる、「ウィンドウを綺麗に見せちゃる!」っていう重たい機能とかね。切っちゃってる人、たくさん居るでしょ?

そういうのも、詰め込まれた未来のひとかけらなんですよ。

きっと、設計した人は、マッドサイエンティストのように、指を震わせながら、こう思ったことでしょう。

「こ、これで、UIの革命が起きるんだ!もう、Macの猿真似だとは言わせない!!」と。

そして、未来の一つとして、大切に大切に、パッケージに詰めたのです。

パンドラの箱の希望になってくれと願って…。

でも、実際の未来においては、とっても寂しいことに、冷たい視線を浴びることが多かった。

また、「これからはセキュリティーの時代だよね!」

なんて誰かが言うから、やっぱり某OSでは思いっきりいろいろなところに制限つけてみたんですよ。

そしたら、アプリをインストールするだけで、えらい面倒なことになったりするOSが出来上がっちゃったわけですよ。

これも、希望になる予定で、パンドラの箱につめられた物の一つなわけでしてね。

ほんの一例ですけれども、これらに限らず、何だか知らないけど未来を見誤っちゃったこと、今までの色々なOSで、たくさんあったわけですよ。

なにせ、人のやることですから。

それが新OSにとっては普通の出来事なのですよ。

 
そしてここからが問題。

評論界の人々は、これらのことをわかっていながら、むしろ利用して、新OSの欠点を大量に見つけ出すわけです。

まず、過去のOSと比べるなんて、簡単なことですからね。

今まで快適に使ってたのに、それが何かの設定をしないと使えない。そうなっただけで、いきなりそれが欠点になる。

もうね。飲み屋にいる、のんだくれ親父のようですから。

「最近の若い奴らと来たら…」って愚痴ってるのと同様。

最新のOSと、その前のOSが違うのって当たり前ですから。

ジェネレーションギャップは即、欠点として挙げることが出来るのです。

そしてもう一つ、未来に関しても、評価する人は絶対的優位に立っている。

OSを作るほうは、発売前に未来を予測して作った。

でも、評価するほうは、発売後、未来になって、それが本当に使われる時期が来てから、周りの反応なんかも鑑みつつ、その機能が役に立つかどうかを評価できるわけです。

完全な後出しじゃんけんですからね。

これで開発側が勝つのは至難の技。

よほどうまく、未来を予見しておかないといけないわけですよ。

 

これらの圧倒的不利な戦力分布を考えると、新OSに悪評が立つのは、もう避けられないことだというのがわかるわけです。

というか、そんなこと、ある程度のユーザーはご承知のこと。

今更、僕が書かなくてもわかるってものなんですよ。

だからこそ、僕はお願いしたい。

せめて3日間、72時間で良いから、そんな書きやすい欠点を書きまくって、祭りのテンション落とすのだけはやめてくれないか?

上で書いたように、OSの欠点探しっていうのは、パターンとして、いくらでも出してこられるものなのだから。

頼む、三日坊主で構わないから、新OSを暖かい視線で見てくれないか?

新しいOSに浮かれて踊り狂う祭りの時間をくれないか?

みんなで、はじけちゃおうではないですか!

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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