ベイダー卿

スーパープログラマー

2009-07-15 14:16:11

 

コーホー、コーホー、こんにちは、ボバフェットのマスクって通気性良さそうに見えるので、この時期はちょっとだけ羨ましいベイダー卿です。

 

どんな分野でもすごい人はいるもの。

才能というのは存在するし、努力を積み重ねるのを苦にしない人もいて、手がつけられなくなるわけです。

そういう人は、他の大勢から見ると、まさに完璧な仕事をしてのける。

野球にイチローがいるように。

ゴルフにタイガーウッズがいるように。

テニスにフェデラーがいるように。

ドラゴンボールにスーパーサイヤ人がいるように。

スターウォーズにジェダイマスターがいるように…。

そして、プログラミングの世界でも、たまに見かける、やたらと出来るプログラマー。

仮に、”スーパープログラマー”って呼んどきます。

彼ら、一人いるだけで、大活躍をいたします。

一騎当五くらいは確実。

下手すりゃ、十いきそう。

いや、むしろ百いっとけって感じ。

いやいや、もう、千でいいでしょ。

少なくとも、僕くらいのプログラマでは足元にも及ばない能力の持ち主。

お前はニュータイプが?それとも、シスか?ってくらいの勢いですよ。

宇宙(そら)の声が聞こえちゃってる。

感じられるフォースの桁が違っちゃってる。

もうね。

いきなり、「ララァ!」とか叫び出しそうだし、ダークサイドに落ちてるようにしか見えないんですよね。

シスの弟子になってミディクロリアンドーピングしてる。

用法用量を守らずに、注射しちゃってる。

そんな風に思わないと、納得できないくらいの仕事っぷり。

そういう人がチームに一人でもいてくれると仕事がはかどって仕方がないわけです。

はかどりすぎて、僕までせっつかれて、必死で付いていくことになるので、

結局のところ、へっぽこな僕が楽になるわけではないけれど…。

でも、仕事の出来がなんか違う。

神々しい光を放つものになることもあるので驚くわけです。

特に、お客さんがあんまりよくわかってなかったりして、

ジャージャービンクス 「そっちに全てお任せよ、良いの作ってくれれば、ミー、OKね!」

なんて、古き良き日本の伝統って感じの物言いで依頼されてる(要するに丸投げ)ような、

要求お任せ、仕様ゆるゆるのシステムなんかだと、その超絶的な能力を如何なく発揮してくれる。

そして出来上がったものは、

ジャージャービンクス 「おぅ!すばらしいねぇ、ユー、最高よ!」

なんて評価。

ほんと、惚れそう。

かなり前、一緒に仕事した先輩のクワイガン。

彼がまさに、そのスーパープログラマーだった。

そのときのことを今でも思い出す。

クワイガン 「ベイダー卿、なにやってんの?」

なんて、余裕で自分の担当部分を終えたクワイガンが僕の画面を覗き込みに来たものですよ。

そして、ざっと見ただけで、僕がなにしてんのか把握する。

問題点も認識する。

解決策を導き出す。

その間、一瞬。

ビビッと額の前に稲妻が走ったり、頭の中で種が割れて瞳の色が変わったりするくらいの一瞬。

クワイガン 「おいおい、こんなん、ライブラリに良いクラスあんだろ。それに適当なパラメータぶち込んで回してやれば、簡単だって」

なんて言って、CCレモンを買いに、颯爽と去っていく。

その後姿がまた、カッコイイ。

でも、取り残された僕…。

凹む。

まあ、彼の言う通りなんだ。

それはそうなんだ。

僕の勉強不足だというのは明らかなんだ。

でも、クワイガンは、どこのライブラリに、どんな良いクラスがあって、どれが適当なパラメータで、どうやって回すのか、何も言わない。

一つとして言わない。

そういうものがある、という存在だけを示して去っていく。

ま、調べろってことなんだけれども…。

お仕事だし、教えてもらおうって言うのが甘いのもわかってるさ。

でも、僕だって、それまでの間、遊んでたわけじゃない。

そういうものがありそうって思ってすでに散々調べたあげく、

やっぱり見つけられなかったし、それっぽいのを見つけたとしても、どう応用していいのかわからないから、苦肉の策で自分で作ってたりするんだ。

でも、そんな凡人の努力のことなど、スーパープログラマーには関係ない。

ジオンの技術者 「足なんて飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ」

とのたまった、技術者の心境なのです。

でも、そのあたり、凡人の気持ちは、スーパープログラマーには、やっぱりわからない。

これで、伝わったと思ってる。

的確なアドバイスをしたと思っちゃってる。

クワイガンがCCレモンをゲットして帰ってくるころには、すでに僕が作り上げちゃってて、

ベイダー卿 「クワイガンさんのおかげで楽できましたよ」

クワイガン 「だろ?その程度、常識だって」

ベイダー卿 「ですよねぇ。テヘ」

なんて感じの小洒落た会話、期待しちゃってる。

もちろん、僕もスーパープログラマーだったなら、多分これで伝わるのだろう。

でも、僕、残念ながら凡人。

フォースのレベル、並盛り。

むしろつゆだくで崩れ気味。

ジオノーシスの戦いで、一番最初に戦死しちゃうくらいの下っ端ジェダイですよ。

なので、結果はわかりきっているわけで…。

当然ながら、クワイガンが帰ってきてもまだ何も出来てはいない。

こういうところで自分の無力を痛感するわけですね。

ここが多分、凡人とスーパープログラマーとの分かれ道。

ちょっと言われただけで、ピンと来るのか? それについて延々と悩むのか?

知識ももちろん、アルゴリズムやデータ構造の組み立てだとか、システム全体の把握レベルとかに関しても。

それで仕事の能率が格段に変わる。

それをさらっとこなすから、スーパープログラマーだと思うところなわけですよ。

こういう人、そうそう居ないんですけどね。

というか、そんなに居てもらっちゃうと、僕みたいなへっぽこプログラマーが喰いっぱぐれるので、やめて欲しいわけですね。

というか、世の中のためにもならない。

つまり、シャアとアムロばっかりのガンダムが見たいですか?ということ。

意味わかりませんか?

じゃあ、もう少しわかりやすく、

ジェダイかシスしか出てこないスターウォーズが見たいですか?ってことですよ。

ザクやジム、クローン兵やバトルドロイドとかが全然出てこなくて、物語が進行できるんですか? 雑魚キャラを排除して盛り上がるんですか?

そいうこと。

世の中、いろいろな人が居るから、上手く回っていくんですよね。

なんてことを、凡人としては信じたいわけですよ。

 

それにしても、スーパープログラマーと一緒に仕事すると、ほんと、すごいもんです。

僕も一時、何を血迷ったのか、そうなりたいなぁなんて思ってしまいましてね。

色々と真似してみたこともありました。

でもね。

結果は、言わずもがな…。

人間っていうのは、不条理にも、平等じゃないんですよ。

 

でも…。

僕にはどうしても一つだけ真似できないことがあった。

むしろ、真似したくないと、強く思ったことがあった。

それは、デスクの床に、USB接続のフットペダル(フットスイッチ?)を置くこと。

そしてそのフットペダルにシフトやエンターキーを割り当ててまで、速くプログラムを書こうと思うこと…。

それだけは、どうしてもできなかった。

クワイガンが、自腹で買って持参したマイフットペダルをリズミカルに踏み踏みしながらプログラミングしてる姿を見たとき、

なんか、「俺、凡人でいいな…」と、うっすら思ってた。

口には出さなかったけど、確実に思ってた。

そして、視線を移し、窓から外を眺めながら、「普通って、いいな…」と思ってた。

なんか、一瞬だけど、宇宙(そら)が見えた気がした、二度とこない、あの夏の日…。

 

だから、きっと僕はなれない。

スーパープログラマーにはなれない。
 
 

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
  • 3件のコメント
#1   2009-07-16 18:48:15
駄文。意味なし。笑えるところも無く後半は飛ばしました。読んで損した。
#2   2009-07-17 05:08:14
フットペダルの所、吹きました。
#3 ベイダー卿   2009-07-23 13:43:51
#1さん
損をさせてしまいましたか。それは申し訳ない。
これからは、もっと有意義に時間を使ってくださいね。

#2さん
吹いていただいたとは、ありがとうございます。
でも、キーボード、ちゃんと乾かしてくださいね。
じゃないと、#2さんも、フットペダルを使う羽目になりますから。
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