ベイダー卿

ねぇ、そろそろSNSから出てみないか?

2009-06-17 13:02:01

 

コーホー、コーホー、こんにちは、梅雨時になって、マスクがちょっと息苦しい気がしないでもないベイダー卿です。

 
先日、友達が日記を見てくれ、なんていうので、かなり久しぶりにmixiにログインしたんですよ。

長らく放置してたけど、まだ、マイミクが減らずに残ってた。

ちょっとホッとしましたけどね。

男ばかりのマイミク…。

しっかりと友情の絆で結ばれてましたよ。

 

今日は、そのときに思ったこと。

「日本の巨大SNSは何のために存在するのか?」

ということについて、考えてみたいわけです。

考える前にちょっとググってみたんですけどね。

そしたら、似たようなことは前にも思ってた人は居る様子。

僕の考えることですからね。たいしたことではないわけです。

なので、まあ、真新しさはそれほどない話。

 

で、SNS、数年前は、友達同士でつながれるからとか、直のネットよりも安全だからとか、そういうことが普及の引き金になっていたのは確か。

今も、小さいSNSなら、そういうのはまだ保たれてると思いますけどね。

でも、最近の大きなSNSは、直のネットとなんら変わりない気がするわけですよ。

それなのに、わざわざログインして使うSNSが存在してるということが、まず疑問。

もちろん、運営側のメリットはわかりますよ。

お客さんを囲い込んでおきたいという、近所のスーパーがやってるポイント会員みたいなもんで、

その中に、なるべくたくさん人を入れておけば、その分儲かるわけですから、それはそれでいいわけです。

ユーザーの立場から見ても、いまだにSNSの会員がそれなりの数だけいるという事実を考えると、使うことの意味を見出している方もそれなりにいらっしゃるわけですし、

僕みたいに、ごく稀にログインして、マイミクがまだいることを確認して、ホッとするとか、そういう、微妙に後ろ向きな使い方もあったりするので、それもそれでいいのですよ。

じゃあ、別にいいじゃないか。くだらない難癖つけてんじゃねぇよ!なんて思いました?
短気でガラが悪いと女性にモテないですよ。

短気でも、ガラが悪いわけでもない、僕でさえもモテないんですから。

話は最後まで聞きましょう。

で、僕が言いたいのは何かといいますとね?

”ネット全体から見たときのSNSの意味”ということ。

ここから、話を分かりやすくするために、イメージして欲しいんですよ。

ネット全体を、魑魅魍魎が跋扈する、一つの荒野だと考えるわけです。

要するに、ドラクエみたいなもん。

※ちなみに、上の行の字面を見て、”ドラえもん”と一瞬読んじゃった人は、プログラミングのやりすぎで目がヤバイので、目薬を差すか、少し休憩をとりましょう。

で、話を戻しますけどね。

ドラクエだと、ほら、町を出ると、いきなり敵が出てくる荒野、ありますよね?

あんなに遭遇率高くて、他の住民は外を歩いても大丈夫なのかと、かなり心配になりますけれども、まあ、そういう荒野がネットだとしますよ。

イメージしました?

その中を適当に進んで面白いものはないかなぁと探し回るのが、レッツ、ネットサーフィン!というわけですね。

荒野ではあるけれども、誰でもが自由に動き回って、好きなところにいける。

で、ネットサーフィンから一歩踏み込んで、例えば、ホームページを作るだとか、ブログを開設するだとか、情報発信を始めてみるとする。

それっていうのは、荒野に家を建てるようなもの。

考えてみたら、結構スリリングなんですよ。

さらに言えば、2chにスレッドを立てるのだとか、Yahoo!知恵袋なんかにイタい質問を書くのだとか、

知ったかぶりして価格.comで偉そうな発言するとか、小心者の僕には怖くてまずできないんですけれども、

それなんかも、ドラクエで例えるなら、わざわざ強い敵がいる洞窟の中に、あったかホコホコなマイホームを建てるようなイメージなのです。

そう考えると、ブログの炎上なんかも多分イメージしやすくて、周りにいるモンスターや旅をしている人たちなんかが、たまたま集結しちゃって、

誰かの家を取り囲み、火矢だの、たいまつだのを、ボンボン投げ込んでくる感じ。

炎上って、それぞれに個別の原因があるのはもちろんわかりますけれども、定期的におきてるところを見ると、

多分、ネットの構造上、確率的に起こるものなんじゃないかと僕は思ってるわけです。

ある程度人が集まれば、必ず意見が対立し、孤立する人が出てきて、そこに軋轢ができる。

それはリアルでも、ネットでも必然なんだろうなぁなんてことも、こういう風にイメージすると、わかるような、わからないような気がするわけですよ。

という感じで、荒野は怖い。

でも、だからといってあまり人が来なさそうなところ(あまりリンクを貼ってもらわない状態)に家を建てたりすると、本気で誰も来なくなるわけでしてね。

ドラクエだって、クリアしたのに、一度も見てないマップ、多分ありますよね?

だから、ネットの広い荒野の隅っこなんて、多分誰も行かないのですよ。

こんな感じで、ネットの荒野、かなり怖かったり、寂しかったりするところがあるわけです。

みんながみんな、勇者じゃないですからね。

普通の神経じゃ、そういうのってなかなか耐え切れないのですよ。

だから、炎上したり、過疎化したりすると、ブログやサイトをやめる人が多いし、それなりのアクセスで普通に運営していても、

近所をモンスターなんかがウロウロしてるもんだから、それにたまにちょっかい出されて、やっぱり、やる気をなくす。

さらには、スパムという名の雨風が容赦なく吹き付ける、吹きさらしの荒野ですから、家の補修をするだけで疲れてしまうわけです。

それが荒野にあるサイトやブログというわけ。

 

で、そんな荒野を見かねて、ちょっと頭のいい人が考えた。

城壁で囲まれた、安全な町を作ったらいいんじゃね?と。

雨風も城壁があれば緩和されるし、

なにより、そこに人をたくさん集めたら、人口密度も上がって、寂しい場所もあまりなくなるでしょう、なんて。

そもそも、知り合いだけを城壁の中に入れて町を作れば、お互いに知ってるわけだし、そうそう悪いこともできないでしょうよ。

ってね。

それがSNSなわけですね。

SNSがまだあまり大きくないときは、この城壁都市はかなりよかった。

みんな知り合いだったり、知り合いの知り合いだったり、はたまた何かの趣味や興味のあることでつながっている仲間同士だから、自然と和を乱さないようにしてるわけですし、

そもそも人数が少ないので治安維持機構も正常動作して、悪い人は排除され、すこぶる快適。

荒野と違って、いきなりモンスターに遭遇することもなく、その町のルールだけ守っとけば、これ以上心地よいところはないわけです。

景観条例があるので、自由に家(サイト)のデザインを決めたりだとか、勝手に拡張したりとかはできないことが多いから、荒野に比べると自由度は少ないけれども、

安心安全だとか、訪問者が来やすいだとか、スパムも少ないだとか、そういうことが、ある程度保障されていたので、そっちのほうがメリットあるよね、という判断ができていたわけです。

ですが…。

城塞都市の快適なうわさが荒野に広まりますとね。

やっぱり、誰だって、安心なところに住みたいわけですから、門をたたくんですよ。

マッドマックスだとか、ウォーターワールドだとか、北斗の拳みたいな、”力こそ全て”みたいな環境とはおさらばしたいわけですよ。

だから、近所の村人はもとより、モンスターでさえも門をたたく。

壊すほどにたたきまくる。

で、城塞都市の王様というのが、お人よしな上に、城塞都市に人が多くなれば、収入も多くなるというわけで、

門をたたいた人、全員を入れちゃおうなんてことをはじめるわけですよ。

城塞都市は巨大化。

すると、もう、荒野と人口構成が変わらなくなるんですね。

良い人も、悪い人も、人間も、モンスターも、ジェダイも、ドロイドも、クローンも、みんな入ってくる。

そうやって、荒野と人口構成が変わらなくなると、治安も悪くなってくるし、みんながみんな家を建てますから、

人が多くなればなるほど、どうしても内容がかぶっちゃうところが出てきて、客の来ない寂しい家が増えてくる。

町の中の状態が荒野とさほど変わらなくなってくる。

城壁の中には、通行証がなければ入れないし、悪いことをすれば通行証は剥奪されることになるから、多少の治安維持能力があるとはいっても、通行証の発行は事実上無制限。

メールアドレスさえあればOKですから、城壁の門のすぐ外で、ダフ屋が通行証を安売りしてるようなもの。

なんとでもなるわけです。

要するに、”ただ、そこに城壁がある”というだけの状況。

なのに、城壁の中は、景観条例だとか制限があって、自由なデザインの家(サイト)を作ることもできなければ、勝手に商売を始めるわけにも行かない。

こうなると、なぜ城壁の中がいいのか?よくわからないんですよね。

でも、中に居たいと思う人がまだたくさんいるのは事実なので、居心地がよいという人を批判する気はないんですよ。

ただね。

何が困るってね。

この状況を空から見ればすごくよくわかると思うんです。

せっかくなので、ドラゴンの背中にのって、空中に上がりましてね。

この荒野(ネット世界)をものすごく上から眺めてみるわけですね。

そうすると、どう見えるのか?

そう、あなたの予測どおり、荒野に城壁が引かれてる。

見方を変えると、その城壁で荒野の一部分が、ネットから切り取られているという状態。

他にもSNSがあれば、その部分もネットという荒野から城壁で切り取られて孤立している。

そんなところがいくつもある。

ネットはSNSという障壁で区切られた、虫食い状態に見えるわけ。

しかも、かなり大きな部分がネットの中で孤立しちゃってる。

ぽっかり穴が開いちゃってる。

でも、城壁の外と中、どっちが外でどっちが中なのか、人口構成では、それほど区別がつかない。

とにかく、そこには、分かつための境界線としての城壁だけがある。

ここまでは、まあ、今のネットの状況ということで、いいのですけどね。

問題はここから。

その城壁、ネットの中に引かれた境界線を通過できないものが存在するんですよ。

それはなにか?

ドラクエで言うところの移動魔法ルーラ。

ネットで言えば、検索エンジン(のクローラー)。

城壁の中(SNS内部)には、基本的に検索エンジンでは飛べないのですよ。

外部に公開するAPIみたいなのを持ってるSNSもあるようですけど…。

基本的に閉鎖空間。

ググレないしヤフレないエリア。

これがあまりにももったいないと、僕は思うのですよね。

ネットで調べ物をするとき、基本的に検索エンジンにキーワードを入れるわけですが、わざわざSNSにログインして、検索かけるとか、普通はやりませんからね。

しかも、SNSだと、友達にならないと読めないページも多々あるわけです。

本当にプライベートなことなら、隠すのは当然ですけど、そうじゃないことまで隠れてる。

どっかのお店の料理が美味しいとか、美味しくないとか、そんなことまで隠されてる。

もう、それがもったいなくてもったいなくて、たまらない。

せっかく蓄積されてる情報が引き出せない。

個人としてとか、SNSの運営側としてとか、立場を考えるとこれは仕方がないことではあるので、それはわかる。

でも、ネット全体の利便性とか、通気性とか、情報の相互利用という観点から考えると、SNSというのは、今となっては障壁にしかなってないような気がするわけでして。

特に巨大になりすぎたSNSでは、完全に安全な場所を提供できてるわけでもなく、

SNSで日記を書いたからといって、普通のネットよりも人が見に来てくれるという状態でもなく…。

検索エンジンをブロックしたおかげで、内部の有意義な情報がまったく外から取り出せないというデメリットのほうが大きくなってるような気がする。

だから、現状の大きなSNSの存在意義が僕にはわからない。

はっきり言って、僕は巨大なSNSには消えて欲しいとすら思っている。

というか、存在してもいいから、城壁をぶっ壊して欲しい。

普通のブログレンタルサービスのようにして欲しいと願っている。

友達にしか見せたくない記事は、例えば、アメーバブログのアメンバー限定記事のような形で残せばいいわけだし。

日本の現状の形でのSNSの存在意義は、もう無いと僕には思えて仕方が無いのです。

というか、むしろ、SNSはネットをただ分断して、情報を遮断し、滞らせているだけの、害悪にしかなってないような気さえしてしまう。

もちろん、便利に利用している個々の人や、SNSを提供している業者が悪いという意味ではなく、ネットを大局的に見て、という意味で。

ただね、ここで僕が吼えてみたところで、状況は変わらないのですよね。

SNSは多分これからもしばらくは続くし、内部の情報をいきなり全部大公開!なんて大盤振る舞いで太っ腹で気前の良いことなんてしないと思いますから。

寂しい。

本当に寂しい。

 

なので、皆さん、せっかくだから、荒野で戦いましょうよ。

なんて、誘ってみたくなるわけですよ。

確かに、荒野は炎上の可能性も高いし、バズドロイドみたいにうざったいスパムも沸いてくる。

でも、もしも、あなたが何か質の良いサービスなり、プログラムなり、文章なり、画像なりをアップしたなら、

城壁の中に引きこもるよりも、明らかに速く、大きく、そのことが伝わって、多くの賞賛が得られるはず。

それが、荒野なのですよ。

ライトセーバーと、フォースがあれば、きっとあなたは負けたりしない。

ちょっとした批判や中傷、スパムに負けない熱い心とミディクロリアンがあれば、大丈夫。

それでも、心配な方は、Xウィングとか、ミレニアムファルコンで武装してくれればいいですから。

それに、荒野には、検索エンジンという、どっかの誰かがいきなり飛んできてくれるという、魔法のシステムがあるわけです。

それによって、偶然の出会いが生まれるかもしれない。

SNSの会員だけじゃなく、全てのネットユーザーが来る可能性があるわけですよ。

もしかしたら、そこから、恋が芽生えるかもしれない。

その機会を逃していいわけですか?

もったいなくないですか?

それでも、愛に生きる戦士なのですか?

ということなんですよ。

僕が言いたいのは。

そう、リスクのあるところには、リターンがある(かもしれない)。

 

僕ね、応援しますので。

もちろん、具体的には、物陰に隠れて、「ガンバレー!」って、声援を送るだけですけどね。

僕のフォースじゃ、加勢するには、ちょっと力不足ですから。

 
ということで、荒野で戦う皆さんの頑張りに期待。
 

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
  • 3件のコメント
#1   2009-06-17 13:18:49
ベイダー卿さんはこういう事語らせたらほんと面白いのね、マイソフといい、これといい。
要は分析物がいいんだわ。んーマイソフ話は伝説になるな。
#2   2009-06-20 14:17:40
ベイダー卿さん、ありがとうございます。
ちょうど町の出口で、荒野に出ようかどうしようか躊躇してたところでしたので、応援が胸に響きました。
荒野で戦ってみます!(スライム1ぴきに苦戦しそうですが…)
#3 ベイダー卿   2009-06-24 13:43:49
#1さん
そうなんですか?それは本当に光栄です。ありがとうございます。
また、妙なことでも思いついたら、こういうコラムも書きますね。
いつになるのかはわかりませんが…。
それが、プロの物書きとジェダイの決定的な違いなんですよね。
ほんと、文章って、難しいです。

#2さん
おお!荒野にまた一人、勇者が旅立つのですね!
新しい門出、おめでとうございます。頑張ってください!
僕は、スライムと必死で戦う#2さんを、
木陰から、スライムに気づかれない位置から、熱烈に応援させていただきますので。
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