ベイダー卿

今日からはじめるプログラム(その5:最初の言葉)

2009-04-28 14:01:34

 
コーホー、コーホー、こんにちは。最近、突発的な出張続きで、なにやら周囲が不穏なんですけれども、とりあえず無視して、のほほんと過ごすベイダー卿です。

 

パソコンも買った。

ネットにもつないだ。

プログラミング言語も手に入れた。

参考書籍を本棚に並べてみた。

そして、プログラムを組んでやるんだ!と意気込んではみたものの、

その意気込みだけが空回り。ついでにフォースも空回り。

そのうちにもう、やる気も失せるってもんですよ。

だいたい、プログラミングって、最初に何をやればいいのかわからない。

将棋はなんとなく分かるけど、囲碁はぜんぜんわからない、みたいなイメージ。

もしくは、散らかし放題のあなたの部屋に、明日彼女が初めて遊びに来る!

そんな時、何処から片付ければいいのか分からない。と言った感じ。

ちなみに、僕の部屋には彼女も来ないので、片付ける必要なんてないのさ!

あはは…。

あは…。

あ…。

と、まあ、最初のプログラムなんて、そんなもんなんです。

最初なんですから、そんなもんでいいんです。

で。

まずは、プログラミングの入門用書籍なんかを眺めるわけですよ。

”はじめての~”とか、良くありますよね。

多分、あなたもそういうの買っちゃってると思うわけですが、それを見ますとね。

大抵は、まず最初に、「何かを表示してみましょう!」っていう例題が出てくるんですよ。

いきなり、”ブラウザの作り方”とか、そういうところから入る、スパルタ300な入門書なんて見たことないのです。

で。

その例題、なぜか決まって"Hello World!!"っていう文字を表示しようと言う風になっている。

なんじゃそりゃ?

ハローだと?

知り合いでもないのに気安いだろとか、日本人なら”はじめまして”だろうだとか、

普通思うと思いますけどね。

僕だって最初、思いましたからね。

しかも、いきなり、”世界”ですか?

世界を相手に出来るほどデカイ男だと認めてくれてるわけですか?

なんかいい気分。

僕なんて、自分の町内くらいで精一杯の小心者ですからね。

世界を目指すのは、イチローだとか、中田くらいにお願いしておきたいところなのです。

それに、ジェダイなら、"Hello galaxy!!"くらいのスケールなわけで、これもまた僕とは違う。

こんなにいろいろな人がいるというのに、大抵の書籍が、"Hello World!!"と記述しているのが僕にはどうしても解せない。

なんで、"Hello World!!"なのか?という事情は、プログラミングをしていると、そのうち、ちょっとした小話として、知ることになる人が多いとは思いますし

ググっても理由が分かるくらいの有名な話なわけですが、"Hello World!!"を見るのは、大抵、初心者。

初心者はそんな事情、知ったこっちゃない。

なのに、いきなり出てくる"Hello World!!"。

もうね、プログラム自体よりも不可解なんですよ。

これを普通に受け入れられる人、不思議ですよ。

なんで、これでいいわけ?

そこに疑問はないんですか?

不信感、持たないんですか?

振り込め詐欺、引っかかりまくりですか?

もしもそうなら、素直すぎるかわいいあなたに、恋しちゃいますよ。

なんて、思っちゃうくらい。

でも、周りを見ていると、あまりそこに突っ込みいれている人って見たことないんですよね。

不思議すぎる。

しかも、プログラムの最初にはこれをやる!みたいな事がどの本にも書いてあるので、要らぬ誤解を招くことがあるわけです。

あれは、僕が学生のとき、プログラムの授業の初期のころ。

友達のオビワンが、どんなプログラムにも、最初に、printf("Hello World!!")をつけていた…。

※printfというのは、その後ろのカッコ内の文字を画面に表示しなさい、というプログラムの命令のこと。

そして、

絶対値を計算するプログラムを作っても、冒頭には"Hello World!!"と表示されてる。

九九の表を表示するプログラムを作っても、頭に"Hello World!!"。

ソート(順番に並べ替えをすること)をさせても、"Hello World!!"。

何をやっても、"Hello World!!"

"Hello World!!"

"Hello World!!"

"Hello World!!"

…。

もう、どのプログラムでも、挨拶しすぎ。

世界をそんなに相手にしていて疲れないのか? オビワン。

礼儀正しいにもほどがあるってもんだよ、オビワン。

まあ、分かってて、ずっとそれを指摘してあげない周りも周りですけどね…。

でも、そのうち、さすがにオビワンも間違いに気がついちゃいましてね。

しかも、その恥ずかしさにも気がついてしまったわけですよ。

そして、

オビワン 「なんか、俺、プログラムって向いてない気がする…」

なんて弱気発言をしてましたからね。

こういう悲しい結果を招くこともある危険なワードが"Hello World!!"なのですよ。

 
僕としては、皆さんの今後のためにも、ここで堕ちこぼれていただくわけには行かない。

だから、"Hello World!!"に代わる、もっと別のものをここで提案したいのです。

友人のオビワンみたいな不幸を生み出さないために…。

つまり、

"Hello Padme!!"

とかね。

こういうこと。

”恋するプログラマーの会”の会長としては、好きな異性の名前を入れるのを、これからのプログラミングのスタンダードにしていきたいわけですよ。

こうやって、別のものにすり替えることで、"Hello World!!"がプログラムには必須のものじゃないということを示していく必要があると思うのです。

だから、"I love Leia!!"

などと、どさくさに紛れて告白してしまうのも良し。

チキン野郎なあなたには、うってつけなこと、この上ないのです。

これを彼女に見せて、怪訝な顔をされ、なんか雰囲気が悪くなったら、

「いや、これ、プログラムの練習だからさ、例文だよ、例文」

なんて言い逃れまで出来る。

なんと素晴らしいことか。

つまり、プログラミングには、このくらいの愛が必要だということなのです。

愛が無ければ、プログラムなんて作れるわけが無いのですよ。

しかも、これって初心者にとっては、一番最初のプログラムですよね?

そんな記念すべきもののはずなのに、どっかの馬の骨が考えた、"Hello World!!"なんて、つまらない挨拶を表示させることが本当に正しいんですか?

本に書いてあるから、そのままそれをやればいいのですか?

常に、他にもできることはないか?と考える。

常に、これでいいのか?と疑問を持つ。

常に、どこか変更したら面白いことにならないか?と好奇心を持ち続ける。

常に、愛はどこにあるのか?と探し回る。

常に、フォースと共にあることを信じる。

こんな積極的な姿勢こそが、プログラミング上達の秘訣だと僕は思うわけですよ。

あなたも、枠にとらわれないプログラムを作るという気概を持って、プログラミングの世界に飛び込んでいただきたいのです。

そう、その第一歩がこれなのですよ。

だから、ここで決まる。

ここが、すべての始まり。

あなたが、最初のプログラムでどんな言葉を表示させるのか?

それを僕はすごく期待しているんです。

ぜひ、既成概念にとらわれないで、自分の思いをぶつけていただきたいのです。

燃え滾る熱い血潮を、ここで爆発させて欲しいのです。

世界の中心で愛を叫ぶくらいの勢いが欲しいのです。

最初のプログラムこそ、あなたのこれからを決定付ける最も重要な舞台。

自己表現の輝かしいステージなわけですから。

そこでくだらない言葉でも表示しようものなら、あなたにプログラマーになる資格はない。

そのくらいの気合で、最初のプログラムを作っていただきたいのです。

だから、愛のある一言を、どうぞ。

 

ということで、また次回。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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