ベイダー卿

あなたもなれる!システム管理者(前編)

2009-03-31 13:05:15

 
コーホー、コーホー、こんにちは。昨日、飲みすぎてなんだか頭が痛い、ベイダー卿です。

 

最近、”今日からはじめるプログラム”なんて、すごく真面目なエントリーを書いてしまいましてね。

あれはあれで楽しいんですけど、やっぱり、僕が今までに色々な案件や現場をめぐって(たらい回しにされて)見てきた楽しげネタもご披露したいという気持ちは、捨て切れませんでね。

なんていうのか、絶対に後から使わないのにとってあるUSBの扇風機みたいなものなわけですよ。

回る回る世界は回る。

回ってるうちに世界は変わるわけですよ。

だから、今日は、”今日からはじめるプログラム”をちょっとお休みして、またもとのように、ちょっと変わったIT関連の人々のお話なんて書いてみようかなぁと思うわけです。

しかも、実際に書いてみたら、長くなっちゃいましてね。

2部構成。

もう少し伸ばしたら、スターウォーズ並みの3部構成になったのにと、タオルの端を噛んで悔しがる昼下がりですよ。

ということで、今後は、”今日からはじめるプログラム”と、その他の変な話をその日の気分で平行して書いていくつもりなのでよろしく。

 
 

で、今日の本題。

「システム管理者ってなんかすごい”かも”」

このイメージは、正しい場合もあるし、間違ってる場合もある。

僕も何回かやったことあるので、僕ができる程度のものとも言えるし、

はたまた、僕が良い管理者ではなかったと評価されていたとするなら、僕には無理とも言えるわけ。

ただ、僕が今まで見てきた管理者の人たちを全部くっつけて平らに均しますと、ポテンシャル高めなのは確か。

多分、世の中のかなり多くのシステム管理者は、どちらかといえば、すごい部類の人達だと、僕は思うわけです。

だったら、”かも”は余計かも。

でも、僕は”かも”をつけずには語れない。

そんなシステム管理者に会ったことがあるから…。

 

あれはそう、かなり前、まだ僕がパダワンだったころのこと。

実家の近所の知り合いの会社に出向いたときに遭遇した出来事。

その会社、それまでITとはほぼ無縁で、業務自体にパソコンが必要なものなど特になく、書類を綺麗に作りたいときにワープロとして使うくらいのもの。

パソコンが無くても、別段困ってはいなかった。

事務なんかも猛烈なスピードで処理できるベテラン事務員さんが何人もいたから。

その手際のよさといったら、並みのジェダイじゃ太刀打ちできないほど。

ヨーダでもギリギリくらいで、僕なんて一撃で吹き飛ばされるレベル。

でも、それが、いきなりIT化なんて言って、パソコン数台と会計ソフトを導入することになり、なぜか近所に住んでいるというだけの僕が呼ばれて作業を手伝うことに。

そして、そこにいたのが、システム管理者のパルパティーン議長。

彼とは初対面。

でも、会うなり、ニッコニコのはちきれんばかりの笑顔で彼はこういった。

パルパティーン議長 「オレ、パソコン、プロ並みやねん」と。

※彼、関西弁だったんですけど、僕は関西弁がよくわからないので、雰囲気だけで書いてます。本物の関西人の方、違和感あるかもしれませんが、あしからず。

自称、パソコンがプロ並みのパルパティーン議長。

入社1ヶ月にして、システム管理責任者に抜擢され、IT化に関しては会社から一任されてる。

その理由はただ一つ。

彼よりもコンピュータに詳しい人がその会社にいないから。

彼がこの会社に入ったことで、IT化(会計ソフトを導入する)という話が出てきたというのが裏事情。

さらに言えば、彼がIT化しましょう!と豚の耳に念仏ができるほど言い続けたので、上の人も参ってしまって、じゃあ、任せるからやってくれ。

と、彼を黙らせるために許可したというのが本音。

当然、他の人はパソコンはよくわからない。ITなんて興味ない。

なによりも、お年を召した皆さんが中心の和気藹々な小さな会社。

だから、IT化は彼にすべてお任せ。

そして、全ての権限を与えられたパルパティーン議長は、平和だった共和国を帝国へと変貌させるべく、動き出したわけです。

今思うと、その動きに多少なりともブレーキをかける役割を僕が期待されていたんじゃないか?と、

まっとうなジェダイとしての使命があったんじゃないか?と、思うわけですが、そのときはそんなこととは露知らず。

のほほーんとその会社に行った僕。

そんな僕に、

パルパティーン議長 「とりあえずはネットでしょ?」

なんてことをお気軽に言い出したのだった。

会計やるんじゃなかったのか?

目的が適当だと手段も適当になる。

なんとも素晴らしいお考えに基づいて、そのIT化は推し進められていく。

僕は、驚きつつも、チャッチャとやってトットと帰る。

そう思って、作業に入ろうとしていた。

そして、まずは彼がすでに契約したという、プロバイダとの契約資料を見て、またも愕然とする。

僕 「ダイヤルアップかよ…」

もちろん、モバイル用ではない。

彼の自宅のパソコンがダイヤルアップだったから会社もそうなったのだ。

目的が明確じゃないので、手段に妥当性など求めるのは無理ということ。

僕はそう自分に言い聞かせて、パソコンを電話線につなぎ、ダイヤルアップ接続の設定をする。

モジュラージャックなんて久しぶりに見ましてね。

小さすぎて、最初、見えなかったくらいですよ。

でも、つつがなく終了。

そして接続テスト。

重い。

設定が失敗したのかと思えるほど重い。

ダイヤルアップってこんなものだったのか…。

テレホタイムを懐かしむ余裕すらなかった。

もう世界はダイヤルアップなんて相手にしてないんじゃないのか…

「マスター、ここにはフォースが感じられないよ…」

なんて心の師に弱音を吐いていたら、接続が成功したのを見つけて、パルパティーン議長は喜んだ。

パルパティーン議長 「なぁなぁ、ちょっといいか?」

ネットがつながったので、次にプリンタの設定などをしようとしていた僕。でもその作業をやめて

僕 「はい、なんですか?」

パルパティーン議長 「いつも見てるホームページがあるねん。今、見てみよか?」

僕 「接続テストですか?」

パルパティーン議長 「いや、違う。生きがいや」

僕 「い、生きがい? そうですか…。それで、どこのサイトを?」

僕は検索するつもりで、Googleを開きかけていた。

だが…

パルパティーン議長 「言うとおり、アドレス打ち込んでくれる?」

僕 「直打ち?ですか…」

パルパティーン議長 「そうや、アドレス覚えてるなんてプロやろ? アドレスはな、http:/…」

笑顔でアドレスを暗唱するパルパティーン議長を横に、僕は、かなり長いアドレスをひたすら打ち込む拷問のような作業。

こんな深い階層のアドレス、なんで暗記してるんだよ…

Google様、これは日ごろ、ググリすぎている僕への天罰なのですか?

ブックマーク代わりに検索サイトを使ってることへの戒めなのでしょうか?

心の中で天を仰いだ僕。

でも、フォースのご加護も、Google様のご加護も無かった。

日ごろ、ググれ、カス!とか言ってたくせに…。

世界の情報を全部整理するとか豪語してたくせに…。

こういうときには助けてくれない裏切り者。

全自動のGoogle様は、人間同士の諍いなんかには無関心だということを嫌と言うほど思い知らされた、遠いあの夏の日。

そして、やっとのことで、入力が完了。

すると、ダイヤルアップ特有のちょっとづつ表示が開始され、いやがうえにもワクワク感をかきたてられる。

が…。

出てきたサイトは、某テレビ局のアナウンサーの日記。

パルパティーン議長 「これや、これ。オレ、このページ毎日みとるねん」

パルパティーン議長の顔がさらに輝いた。

僕 「そ、そうですか…」

アナウンサー好きなのはいい。僕も、結構好きだ。

でも、仕事中にこれを見るのか? 一瞬、そんなことを言いそうになった。

ぐっとこらえる。

生きがいは人によって色々ある。

彼が生きがいと言い切るくらいなら、会社で見るのも仕方が無いのかもしれない。

だから、そこに突っ込みを入れるのは、違うだろうと、

生物の多様性を否定するのは間違ってるのだと、強引な論理を脳中に展開してなんとか思いとどまった。

でも。

IT化の目的って、もしかして、この日記を会社で見たかっただけなんじゃないのか?

という、疑念が胸中に湧き上がっていたのは言うまでもない。

そう、これがシステム管理者。

自分でネット閲覧ルールを決定できる、正真正銘のシステム管理者。

 

ただ、ここまでならアナウンサー好きのシステム管理者ということで、なんとか許容範囲内?のはず。

でも、この程度でパルパティーン議長の暴走は止まらないのだった。

銀河帝国の支配はまだ始まったばかりなのだった。

次回、後編に続く。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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