ベイダー卿

WEB2.0の恐怖

2008-12-18 13:24:08

コーホー、コーホー、こんにちは、吐く息も白い季節、マスクに篭ってしまう息が臭くないか気になるベイダー卿です。

言葉って、本当に困ったものでして。

コーホーって言ってばかりじゃどうにもならないといいますかね?

フォースで感じあう未来ってなかなか来ないのが、僕の最近の悩みなんですけれども、

そんなどうでも良いことは横におきまして。

プログラミング界隈というか、もうちょっと広げてコンピュータ、ネット周りで、多少話題になっても、

それが、一般的な用語にならないことは良くあるのです。

例えば、SNS。

日本最大のSNSはmixiですけれどもね。

そんなこと、シミ・スカイウォーカーは知らない。

母くらいの世代の多くの人にとっては、興味のない知識。

GREEになっちゃうと、もう別銀河のお話。

どっちかって言うと、

シミ・スカイウォーカー 「ほら、裏の田中さん、あそこの娘、知ってるでしょ?あんたと同級生だった、あの娘」

ベイダー卿 「あぁ、うん…」

シミ・スカイウォーカー 「最近、よく見かけるなぁって思ったら、離婚して戻ってきちゃったらしいのよ」

なんてことのほうが重要。

実家に帰ると何よりも先に言われたりするので、多分一番重要。

当然、mixiなんかよりもプライオリティ上。

ちなみに、まだ息子が結婚できないことは綺麗に棚の上だったりする。

でも。

気まぐれでこのブログに着いちゃった方は別として、

フォースの導きでここにやってくる、コードビルダーな方々の99%はmixiを知ってると思うんですよ。

そのネットでの立ち位置とか、影響力とか、技術的な意義とか、そういうの、全部含めて。

でも、この界隈では有名な用語でも、世間の多くが知らないことは多々ある。

こういう世間一般との温度差が新たな悲劇を生み出すわけです。

 

そのときの悲劇の元凶はテレビ。

「今日もレッツ、ネットサーフィン!」なんて、パソコンの前でわくわくしちゃうあなたにはどうかわかりませんけれども、

少なくとも、うちの親世代からは、その情報に絶大な信頼を寄せられているのが、テレビ局。

ネットなんて得体の知れないものよりも、信頼度が高いと思われてるわけです。

そんなテレビが、”ウェブ2.0”なんてキーワードを紹介したのが不幸の始まり。

 

その日、技術営業のタスケンから電話がかかってきた。

彼は、僕らが作ったシステムの納入に行っているはず。

その第一声。

タスケン 「なぁ、この案件って、ウェブ2.0って言っちゃって良いよね?」

なんじゃそりゃ?

ポッドレーサーを遠距離射撃されるほうがまだ話わかるから。

ついに頭がウェブ2.0に犯されたのか?

記憶がネットの集合知で出来ちゃってるのか?

脳にWikipediaでも移植したのか?

むしろ、愚かな僕に移植してくれ。

僕 「違うんじゃない?ただの研修教材みたいなもんだし」

でも、タスケンの声は微妙なものだった。

タスケン 「みんなで議論できる機能もあるしさ。良いよな?」

僕 「それ、おまけだろ?」

タスケン 「でもさ、いいよな?いいよね?」

なんて言って電話が切れた。

僕はいいとは言っていない。

でも、多分、向こうには技術者がそうだと言ったことになっている。

ま、それはいいとして。

 

しばらくして、帰社したタスケンの顔はなんとも浮かない。

というか、変な薄笑いを浮かべていた。

タスケン 「世の中、全部、ウェブ2.0だよね。これからは、2.0の時代だ!わはは!」

ついにやられちまったのか…。

かわいそうに…。

僕 「ああ、そうだね」

もう、まともに返事する気にはならず…。

それでも一応事情は聞いてあげた。

タスケンが言うには、納入先のお偉い方、ドゥークー伯爵が、

テレビのなんかの番組で、ウェブ2.0の特集を見たらしい。

そうしたら、納入するシステムを、ウェブ2.0にしてくれと言い出したらしい。

ドゥークー伯爵 「ねえ、これ、ウェブ2.0に対応してるの?してる?しちゃってる?」

なんて感じで、”ウェブ2.0”という用語を知っていることを自慢げに、しかもしつこく何回も言われたらしい。

なので、僕に電話して確認とったことにしつつ、ほとんどこじつけるようにして、説明してきたらしい。

さすがにタスケンに同情。

だからさ。

ネットのキーワードを無理矢理一般に紹介しようとするのは難しいんだ。

ネットとか、コンピュータの仕組みの前提知識がない人がいっぱい居るんだから。

だから、タスケンみたいに現場で痛い目に会う人がいっぱい出る。

戦い、倒れていくジェダイたち。

その屍の上にのしかかっているのが、”ウェブ2.0”という恐ろしいキーワード。

僕がこのエントリーで、ここまで、”タスケン”なんて連呼してて、何人がわかってると思う?

それと同じことなんですよ。

100歩譲って、テレビで紹介するのは良いとしても、最後に一言付けて欲しいのですよ。

「※このキーワードをむやみに連呼するのはイタいです」と。

でも。

ちょっと前に、”クラウド”とかもテレビでやってたよね?

懲りてないよね?

きっと頭の中が雲になっちゃう人、出るよね…。

タスケン、頑張れ。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
  • 4件のコメント
#1   2008-12-18 15:19:03
がんばれ!
#2   2008-12-18 15:58:30
web2.0は定義がいいかげんだし、言葉が発明された時期もしばらく前となってしまったので、
”web2.0は古いです。TVで紹介された時点で時代遅れです。もっと先進的(実用的)な内容を実現しました。”くらい言う度胸があっても良いかもしれません。

ただ、まんまHTMLのコンテンツを作ったときには、はったりよりも正直さが金の斧をもたらすと思います。

がんばれ!
#3   2008-12-18 16:10:52
そのお客さんは「ウェブニーテンゼロ」って発音してましたか?
それとも「ウェブツー」とか言ってましたか?

みんなどう言ってるんだろう。

がんばれ!
#4 ベイダー卿   2008-12-22 13:44:19
#1さん
ご声援、ありがとうございます。

#2さん
テレビが一番新しい情報を伝えているという認識、根強いですからね。
もちろんそういう場合もありますが、ネット由来のことは、そうじゃないものも多いですし、難しいですね。
タスケンには、度胸をつけろと言っておきます。

#3さん
お客さんがなんて言ってたかは聞いてないんですが、
ずっと、”ウェブニーテンゼロ”で、話してましたので、ニーテンゼロだったんじゃないかと。
それにしても、どっちなんでしょう?
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