ベイダー卿

暗黒面からの誘い

2008-12-12 08:41:42

コーホー、コーホー、おはようございます。スターウォーズネタがだんだんと尽きてきて息苦しくなってきたベイダー卿です。

 

遠い昔、遥か彼方の銀河系で…。

僕は、プログラミングなんてものを習ったんですけどね。

昔といっても、学生時代。

彼方と言っても、都内の某大学。

そのとき、最初にプログラミングを教えてくれたマスターヨーダに言われたことがある。

それは、

マスターヨーダ 「”goto”を使うな!」

ということ。

スパゲッティプログラムって今でも言うのかどうか知らないけど、

とにかく、マスターヨーダが蛇蝎のごとく忌み嫌っていたgoto。

ある意味、gotoはシスだった。

結局、マスターヨーダのお言葉がすごく頭に残ったので、

パダワン時代は別の講義でも、卒論でも使わないで過ごした。

そして時は流れ、僕も立派なジェダイとして現場に出た。

就職して、プログラマーになった。

そんな中、常に納期の影が背中に付きまとっていた。

明らかに綺麗なコードなんて考えてる余裕が無い場面も出てきた。

それに、疲れてた。

条件分岐を一行書くのですらかったるい。

早く帰りたい。

そんなとき、gotoの誘惑が頭をもたげてきた。

シス 「ここで使っちまえよ。楽になるぜ、兄弟」

暗黒面からの甘い囁きが聞こえた。

僕 「ダメだ、綺麗なプログラムを書くんだ」

シス 「同じ動きをすれば、どっちでも一緒じゃねぇか」

僕 「でも…」

シス 「行数だって短くなるしな」

僕 「でも…」

シス 「そんなことしてたら、帰れないぜ」

僕 「でも…」

シス 「今日帰らなかったら、金魚に誰がエサをやるんだ?」

僕 「そ、そうだった…」

二日も金魚にエサをやってない。

今日帰らないと死んでしまうかもしれない。

僕 「きんちゃん…」

そして、僕はあっさりと暗黒面に身をゆだねた。

シスが笑った。

シス 「今日よりは名前を変えるがよい。ベイダー卿と」

ベイダー卿 「感謝します。我が師よ」

こうして、ベイダー卿になったとか、ならなかったとか…。

 

実際問題、gotoを筆頭に、問答無用のブッ飛ばし系命令を使わずに済めば、

まあ、なんとなく良いプログラムを書いたつもりにはなるんだろうけれども。

でも、そんなの気にしてられないときは来るし、使ったほうが綺麗なときもある。

それでも、やっぱりいい顔されないgoto。

「使って良いよ」って言っちゃうと、これ幸いと使いまくって、

たちまちこんがらがったプログラムを書き上げる人が出てくるからなんじゃないかと思うんですけどね。

gotoの誘惑は抗いがたいものがあるから。

特に疲れた心に入り込むのはお得意ですから。

「そろそろ行ってみようか?」

なんて甘い声がどこからともなく聞こえたら、それはあなたの心が疲れてる印かも。

でも、ちょっと楽しそうだな…。

 

どこにでもいける、自由な翼。

でも自由は不自由と隣りあわせだってことを、僕はgotoから学んだ…

わけではないけど…。

何事も、程よく空気を読んで適度に。

ということだけは、肝に銘じて、空気の読めないベイダー卿は今日もちまちまと仕事をするのでした。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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