HTML5 + JavaScript で動作するモックアップアプリ「jMockups」

2010-11-02 02:30:40

JavaScript でここまで出来るのか!と驚かされる Web アプリケーションをときどき見かけますが、最近みてすごいなと思ったのが jMockupsです。その名のとおり JavaScript で動作する軽快なモックアップアプリ。ドラッグ&ドロップ形式で要素を自由に配置することが出来ます (デモはこちらから)。HTMLやCSSの知識がなくても直感的にレイアウトを組むことが出来るのが最大の魅力です。スナップ機能もあるので、あるオブジェクトと揃えたり、同じ大きさにするといった作業を容易にできます。また、グリッド表示も可能なのでグリッドレイアウトでモックアップをつくりたい場合に便利です。

制作したすべてのモックアップにはユニークな URL が用意されているので、他の方にモックアップを見せることができます。パスワード保護も出来ますし、共有した相手は観覧だけでなくコメントも残せるようになっています。jMockups は、Canvas を活用しているので IE8 以下では動作しません。これではクライアントと共有がしにくいと懸念される方もいるかもしれませんが、jMockups には PNG の書き出しをサポートしているので、メールなどでモックアップを共有するという手段もあります。

フォーム要素、画像の貼付け、グラデーションの背景など様々なことが出来る jMockups ですが、足りない機能も幾つかあります。無料では 5 ページまでモックアップをつくることが出来るのですが、それぞれのページをリンクさせてミニサイトを作ることが出来ません。また、ボタンをクリックしたり、プルダウンを選択しても何か特別なアクションを加えることも出来ません。

モックアップといえば、手書きのスケッチから HTML ベースの本格的なものまで様々。jMockups は作業自体は HTML ベースで本物に近いですが、インタラクティブ要素を盛り込めないので、静止画像に近い HTML のモックアップと言えるのではないでしょうか。物足りないという方もいるかもしれませんが、特徴がある故に他のモックアップアプリとの差別化になります。

すべてのニーズに応える万能なモックアップアプリは存在しません。そのモックアップを通じてどのようなコミュニケーションをとるのかを考えた上でツールを選ぶ必要があります。jMockups はひとつのコミュニケーションのギャップを埋めることが出来るアプリケーションではないでしょうか。


※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ